びいが猫になった日 | ネコネコ夢占い

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びいちゃんはちさと先生の飼い猫にゃ。
ちさと先生はお歌の先生にゃ。
だからびいも先生になりたいにゃ。
今、修行中にゃ。

びいが猫になったのは…

 

井上靖センセイの「シリア砂漠の少年」という詩を読んだからにゃ。

 

オアシスでカモシカの群れと生活している少年が発見されたと…という詩。

 

衝撃的だったから…

それを読んだ時、びいは自分は人間の群れと生活している猫だと気付いた。

 

 

それから井上靖センセイの小説に恋をして馬と鹿のように読んだ。

 

蒼き狼

敦煌

楼蘭

西域物語

天平の甍

額田女王

しろばんば

夏草冬涛

北の海

あすなろ物語

氷壁

崑崙の玉

風林火山

西域を行く

 

それで好きすぎてにゃ、

センセイが京都帝国大学に学んでいた時に

通ったうどん屋にセンセイが食べたうどんが食べたくて出かけて行った。

 

 

凄く美味しいうどんだった。

感動したにゃ〜

 

そしてそこで奥にセンセイの書があると聞いて

その書を見たにゃ。

 

え?

 

え?

 

 

 

 

小説が美し過ぎて…びいの中で井上靖センセイなら

 

平山郁夫先生か東山魁夷先生の絵のような字を書くと

勝手に想像していたんだにゃ。

 

 

そしてどう言うわけかわからないけど

残酷な事にびいの千年の恋が終わったにゃ。

 

 

その後しばらく、司馬遼太郎先生と街道をランデブーして

 

今はチェンソーマンに行き着いたにゃ。

 

 

だけど人生でびいは自分が猫と気がついて幸せにゃ。

井上靖センセイの小説との恋は終わったけど

今も大好きで尊敬しているにゃ。

ありがとうございました。

 

うどんは凄くすごく美味しかったにゃ。