さとうみつろうさんのブログで紹介されていた動画。

 

 

この動画では、注いだ時の水とお湯の音を見なくても聞き分けられる、それは水とお湯では粘着性が異なるため、注いだ時の水やお湯の跳ね方が違うことによる、と説明していました。そして、それを誰でも聞き分ける能力を日常生活で身につけていると。

 

確かに。

 

お点前していると柄杓から注ぐお湯の音と、水の音の違いがわかります。

お湯を注ぐときは少し低くて、なんとなくトロトロとゆったりと流れるような音。

水を注す時には、高めでサラサラ、キラキラとした音。

いずれも聴いていてなんとも心地よいです。

 

そして、そういう感性に響く音を亭主と客で共有できるところがお茶のいいところ。

静けさの中での水や湯を注ぐ音、お湯煮えがよく松風がなっている音、茶筅を振る時の小気味よい音、濃茶で最初に蓋置に柄杓を引いた時の音、などなど。。

 

美味しいお茶やお菓子を味わる味覚だけでなく、

聴覚、嗅覚や触覚までフル動員して五感を使って楽しむお茶は本当に楽しいものです。

 

あー、なんだかまた森下典子さんの「日日是好日」が読みたくなってきました。。