スマートフォン(高機能携帯=スマホ)の本格的な普及に伴い、全地球測位システム(GPS)を使った「位置情報」が様々な商機を生み始めている。動き回るスマホユーザーの位置を把握してその人に最適な情報を提供したり、店舗がこれまでリーチできなかった人々を顧客として取り込んだりして商圏を広げることが可能になるためだ。従来の位置情報アプリといえば、仲間に自分の居場所を知らせる「チェックイン」や、移動して遊ぶ「ゲーム」が主流。自分の生活圏内にいる「近くの他人」を把握する新たなサービスが続々と立ち上がる中、企業は次世代型のマーケティングや顧客開拓の手法としてマネタイズ(収益化)の道筋を探っている。(文中敬称略)
「ペパーミート」を手がけるロケットスタッフの高栄郁CEO
「ネットの力を使えば、1人だけで困っている状況を解決できる」——。一昨年、ロケットスタッフ(東京・港)を創業した高栄郁(33)は1月23日、「自分の近くにいる他人」をiPhoneで検索できるアプリ「PepperMeet(ペパーミート)」の提供を始めた。
これは位置情報を利用した新手のSNS(交流サイト)。フェイスブックやツイッターと決定的に違うのは、顔見知りの知人だけでなく、自分のいる場所から100メートル程度の距離にいる見知らぬ人ともやりとりできることだ。
アプリを起動すると、画面上に8~9人の顔写真と名前が浮かび上がる。自分の現在地から近くにいる順に表示され、ページをめくればさらに遠くにいるユーザーが最大15ページ分、続く。フェイスブックかツイッターで簡単にログインでき、表示される写真や名前もそれらSNSに登録されているものだが、SNS上での自分の「友人」とは関係なく表示される。
アプリを公開して約3週間。1日200~500人のペースでユーザーを増やし、現在、2万人弱。やりとりされるメッセージの数は「1日あたり数十万件」(高)という。
■「ペパーミート」の原型は被災地支援
ペパーミートは、自分の近くにいるユーザーが一目で分かる
「韓国語教えられます」「引っ越しするので冷蔵庫ゆずります」「ボランティア募集中です」——。ペパーミートの画面に現れた近隣ユーザーの顔写真の下には、そうした短いメッセージが並ぶ。「Chat」「Match」のボタンを押せば、近くの人に話しかけたり、自分が困っていることや逆に支援できることを知らせたりすることができる。
「自分が普段使っている駅で、夜酔っぱらいの人が倒れていても、なかなか助けることはしない。でもスマホ上にその人の名前と写真が載っていて、出くわす数分前に見ていたら、助けてあげようと思うかもしれない」。高の狙いは「顔見知りを増やし、近くの人同士の助け合いを増やす」ことにある。
実はペパーミートは、東日本大震災を機に生まれた。高は「震災は、外国人の自分にとってあまりにも衝撃的な出来事だった」と振り返る。得意のIT(情報技術)で「人の役立つサービスを」と考え、被災者と支援者を結ぶアプリ「TwitForYou!(ツイットフォーユー)」を震災直後、数日間で一気に完成させた。
ツイットフォーユーは、ツイッターのアカウントがあれば誰でも利用できるサービス。被災者のニーズと支援者のシーズをマッチングし、必要なモノや支援を届けることができる。ソフトバンク社長の孫正義がツイッターで絶賛したことも後押しし、これまで2000件を超える物資の提供や炊き出しなどの被災者支援に役立った。
見知らぬ者同士の助け合いに大きな意味があることを体感した高。昨年8月ごろから「日常生活でも、困っている人が近くの人に手軽に助けを発信したり、応じたりする仕組みができないか」とサービスの構想を練ってきた。それがペパーミートだ。高はペパーミートを、ツイットフォーユーの「全国モバイル版」と位置づける。
■大手携帯電話向けゲームサイトに就職、感じた違和感
一方で、見知らぬ人が「近くにいるから」と話しかけてくることに抵抗がある人も多い。それを「怖い」と思う感情も自然だ。異性との出会いを目的とした、いわゆる「出会い系」として使おうとする人が出てくることも想定できる。プライバシー対策として、特定のユーザーから自分の情報が見えなくなる「ブロック機能」などを用意した。
災害時には、地域別に最適な避難情報を提供する(非常時の管理者画面)
「自分が困っている状況をシェアするだけでも、孤独感は半減する」。高はそう信じている。東京・新宿地域では通常約5000人のユーザーが存在するという。例えば災害が起きた時、近くに知人がいなくても「ペパーミートが安心を与えてくれるのではないか」
災害時には、被災地域にいるユーザーの画面に様々な情報を提供することにしている。緊急地震速報や災害情報のテロップを流すほか、自治体による各種情報へリンクするサムネイルを自動的に表示されるようになる。災害情報を流すラジオもペパーミートを通じて聴けるよう開発中だ。
高は20歳の時、コンテンツアプリを勉強したいと一大決心して韓国から日本にやってきた。大手携帯電話向けゲームサイト会社でソーシャルゲームの開発などに従事したが、そのうち「ゲームよりも、もっと『人の生活そのものを豊かにするソフトを提供できないものか』という思いが強くなった」
■特定の場所にいる人を狙い撃ち
高は2月末、ペパーミートを使い本格的なマネタイズに取り組む。企業向けに「広告枠」を販売し、広告主が望んだ地域にユーザーが到達した時に、スマホ画面に店などのアイコンが表示されるようにする。想定顧客は「スターバックス」や「セブンイレブン」など全国に店舗を展開している外食チェーンや小売店。「地域ごとに、店舗の詳細な案内やクーポンなどのお得な情報を提供したいというニーズは確実にある」と、高は踏む。
広告会社からも、「ユーザーがいる特定の場所に応じて携帯画面で広告を打てるサービスはまだない」と期待されているという。個人事業主でも細分化された地域別に、低コストで広告を配信できるようになる。
「世界を見渡せば、日本のiPhoneユーザーは、たかだか5%。せっかくいいアプリを作るんだったら、最初からグローバルを目指さないと」。こう言い切る高は、日本版と英語版を同時に、その後韓国版もリリースした。開発体制もグローバルで、ウェブ開発は韓国、アプリのデザインは米国、企画は日本と、分業体制を敷いている。「それぞれ、優秀なエンジニアがその地域にいるから」と理由はシンプル。
企画担当を日本にしたのは、「日本はモバイルコンテンツに適した国民性を持っている」からだ。8月にはアンドロイド版も公開する。2012年中には、ペパーミートをタイや中国、インドネシアでも展開する予定だ。「今年中にアジア全体で40万人のユーザーを目指す」と意気込む。
位置情報を利用したアプリやサービス自体、さほど目新しいものではない。米フェイスブックやフォースクエアは、自分の居場所を「チェックイン」することで友人に知らせるサービスを展開しており、多くのユーザーが日々、チェックインを繰り返している。日本でも、「コロプラ」や「ロケタッチ」など、ゲーム性のあるサービスが有名だ。
だが、これらはあくまで身内同士の利便性を高め、自分が楽しむことに主眼が置かれている。対してペパーミートは「出会っていない人同士をつなぐこと」が目的。スマホの普及に加えて、フェイスブックの普及で実名や写真を公開することへの抵抗感は薄まっており、今後、そうしたアプリは増える一方だ。
「ワンダーシェイク」は、自分の周辺にいる共通の関心をもつユーザーを見つけることができる
iPhoneアプリ「Wondershake(ワンダーシェイク)」も、その1つ。「スマホを使った位置情報サービスは、自分が会いたいと思っている人を検索しなくても簡単に出会えるようにするのが鍵。コンセプトは『カジュアル(気軽)な出会いを提供する』」。昨年7月にサービスを開始したワンダーシェイク(東京・渋谷)の鈴木仁士(23)は、そう話す。ユーザー数は数万人で、半数近くが大学生だ。
このサービスもiPhone画面上で、近隣のユーザーとコミュニケーションをとることができる。社名とアプリ名の「ワンダーシェイク」は、「近くにいる知らない人との出会いで、心を揺らし、世界を揺らしたい」(鈴木)という思いがある。
ペパーミートとの違いは、フェイスブック上で「いいね!」と押した情報が反映される点だ。画面には、好きな歌手名や外食チェーンなど最大13の「自分が興味を持っている項目」が表示され、それをタッチすると近い距離の順にユーザーが表示される。「自分と同じ興味を持ち、かつ、近くにいる人」を発見できる仕組みだ。
■突発的なイベント情報を提供
鈴木は3月初旬をメドに、ワンダーシェイクを使いイベントを企画できる新しいサービスを始める。
テーマは「突発的なイベント企画SNS」。フェイスブックのように1週間後のイベントではない。企画できるのは「24時間以内に実施する」という条件付き。「ラーメン食べに行かない?」——。突然空いた時間に、近くにいる想定外の人に声をかけられるしくみだ。クーポン共同購入サービス「グルーポン」など、瞬時に多数の顧客を集めるフラッシュマーケティングと組み合わせれば、店舗の顧客誘導策としても活用できる。
「これまでの位置情報サービスは、チェックインする『モチベーション(動機づけ)』がはっきりしないものもあった。細切れの時間でイベントに参加したいメンバーを募る、という明確な目的があれば、自分の位置情報を共有し、コミュニケーションも生まれやすい」(鈴木)。路上ライブや店のタイムセール、お祭りなど地域の催し物……。使い方は無限に広がる。
2012年、鈴木は活動の本拠地を米国西海岸のシリコンバレーに移す計画だ。フェイスブックやフォースクエアなど、位置情報サービスの本丸。「シリコンバレーには世界中から多才な人が集まり、現状をひっくり返すパワーがある。自分も世界に通用するアプリを開発したい」——。気軽に身近な人と出会うことができるSNSを引っさげて、世界最大の利用者数を誇るフェイスブックとはひと味違うビジネスを築く決意だ。
「ペパーミート」を手がけるロケットスタッフの高栄郁CEO
「ネットの力を使えば、1人だけで困っている状況を解決できる」——。一昨年、ロケットスタッフ(東京・港)を創業した高栄郁(33)は1月23日、「自分の近くにいる他人」をiPhoneで検索できるアプリ「PepperMeet(ペパーミート)」の提供を始めた。
これは位置情報を利用した新手のSNS(交流サイト)。フェイスブックやツイッターと決定的に違うのは、顔見知りの知人だけでなく、自分のいる場所から100メートル程度の距離にいる見知らぬ人ともやりとりできることだ。
アプリを起動すると、画面上に8~9人の顔写真と名前が浮かび上がる。自分の現在地から近くにいる順に表示され、ページをめくればさらに遠くにいるユーザーが最大15ページ分、続く。フェイスブックかツイッターで簡単にログインでき、表示される写真や名前もそれらSNSに登録されているものだが、SNS上での自分の「友人」とは関係なく表示される。
アプリを公開して約3週間。1日200~500人のペースでユーザーを増やし、現在、2万人弱。やりとりされるメッセージの数は「1日あたり数十万件」(高)という。
■「ペパーミート」の原型は被災地支援
ペパーミートは、自分の近くにいるユーザーが一目で分かる
「韓国語教えられます」「引っ越しするので冷蔵庫ゆずります」「ボランティア募集中です」——。ペパーミートの画面に現れた近隣ユーザーの顔写真の下には、そうした短いメッセージが並ぶ。「Chat」「Match」のボタンを押せば、近くの人に話しかけたり、自分が困っていることや逆に支援できることを知らせたりすることができる。
「自分が普段使っている駅で、夜酔っぱらいの人が倒れていても、なかなか助けることはしない。でもスマホ上にその人の名前と写真が載っていて、出くわす数分前に見ていたら、助けてあげようと思うかもしれない」。高の狙いは「顔見知りを増やし、近くの人同士の助け合いを増やす」ことにある。
実はペパーミートは、東日本大震災を機に生まれた。高は「震災は、外国人の自分にとってあまりにも衝撃的な出来事だった」と振り返る。得意のIT(情報技術)で「人の役立つサービスを」と考え、被災者と支援者を結ぶアプリ「TwitForYou!(ツイットフォーユー)」を震災直後、数日間で一気に完成させた。
ツイットフォーユーは、ツイッターのアカウントがあれば誰でも利用できるサービス。被災者のニーズと支援者のシーズをマッチングし、必要なモノや支援を届けることができる。ソフトバンク社長の孫正義がツイッターで絶賛したことも後押しし、これまで2000件を超える物資の提供や炊き出しなどの被災者支援に役立った。
見知らぬ者同士の助け合いに大きな意味があることを体感した高。昨年8月ごろから「日常生活でも、困っている人が近くの人に手軽に助けを発信したり、応じたりする仕組みができないか」とサービスの構想を練ってきた。それがペパーミートだ。高はペパーミートを、ツイットフォーユーの「全国モバイル版」と位置づける。
■大手携帯電話向けゲームサイトに就職、感じた違和感
一方で、見知らぬ人が「近くにいるから」と話しかけてくることに抵抗がある人も多い。それを「怖い」と思う感情も自然だ。異性との出会いを目的とした、いわゆる「出会い系」として使おうとする人が出てくることも想定できる。プライバシー対策として、特定のユーザーから自分の情報が見えなくなる「ブロック機能」などを用意した。
災害時には、地域別に最適な避難情報を提供する(非常時の管理者画面)
「自分が困っている状況をシェアするだけでも、孤独感は半減する」。高はそう信じている。東京・新宿地域では通常約5000人のユーザーが存在するという。例えば災害が起きた時、近くに知人がいなくても「ペパーミートが安心を与えてくれるのではないか」
災害時には、被災地域にいるユーザーの画面に様々な情報を提供することにしている。緊急地震速報や災害情報のテロップを流すほか、自治体による各種情報へリンクするサムネイルを自動的に表示されるようになる。災害情報を流すラジオもペパーミートを通じて聴けるよう開発中だ。
高は20歳の時、コンテンツアプリを勉強したいと一大決心して韓国から日本にやってきた。大手携帯電話向けゲームサイト会社でソーシャルゲームの開発などに従事したが、そのうち「ゲームよりも、もっと『人の生活そのものを豊かにするソフトを提供できないものか』という思いが強くなった」
■特定の場所にいる人を狙い撃ち
高は2月末、ペパーミートを使い本格的なマネタイズに取り組む。企業向けに「広告枠」を販売し、広告主が望んだ地域にユーザーが到達した時に、スマホ画面に店などのアイコンが表示されるようにする。想定顧客は「スターバックス」や「セブンイレブン」など全国に店舗を展開している外食チェーンや小売店。「地域ごとに、店舗の詳細な案内やクーポンなどのお得な情報を提供したいというニーズは確実にある」と、高は踏む。
広告会社からも、「ユーザーがいる特定の場所に応じて携帯画面で広告を打てるサービスはまだない」と期待されているという。個人事業主でも細分化された地域別に、低コストで広告を配信できるようになる。
「世界を見渡せば、日本のiPhoneユーザーは、たかだか5%。せっかくいいアプリを作るんだったら、最初からグローバルを目指さないと」。こう言い切る高は、日本版と英語版を同時に、その後韓国版もリリースした。開発体制もグローバルで、ウェブ開発は韓国、アプリのデザインは米国、企画は日本と、分業体制を敷いている。「それぞれ、優秀なエンジニアがその地域にいるから」と理由はシンプル。
企画担当を日本にしたのは、「日本はモバイルコンテンツに適した国民性を持っている」からだ。8月にはアンドロイド版も公開する。2012年中には、ペパーミートをタイや中国、インドネシアでも展開する予定だ。「今年中にアジア全体で40万人のユーザーを目指す」と意気込む。
位置情報を利用したアプリやサービス自体、さほど目新しいものではない。米フェイスブックやフォースクエアは、自分の居場所を「チェックイン」することで友人に知らせるサービスを展開しており、多くのユーザーが日々、チェックインを繰り返している。日本でも、「コロプラ」や「ロケタッチ」など、ゲーム性のあるサービスが有名だ。
だが、これらはあくまで身内同士の利便性を高め、自分が楽しむことに主眼が置かれている。対してペパーミートは「出会っていない人同士をつなぐこと」が目的。スマホの普及に加えて、フェイスブックの普及で実名や写真を公開することへの抵抗感は薄まっており、今後、そうしたアプリは増える一方だ。
「ワンダーシェイク」は、自分の周辺にいる共通の関心をもつユーザーを見つけることができる
iPhoneアプリ「Wondershake(ワンダーシェイク)」も、その1つ。「スマホを使った位置情報サービスは、自分が会いたいと思っている人を検索しなくても簡単に出会えるようにするのが鍵。コンセプトは『カジュアル(気軽)な出会いを提供する』」。昨年7月にサービスを開始したワンダーシェイク(東京・渋谷)の鈴木仁士(23)は、そう話す。ユーザー数は数万人で、半数近くが大学生だ。
このサービスもiPhone画面上で、近隣のユーザーとコミュニケーションをとることができる。社名とアプリ名の「ワンダーシェイク」は、「近くにいる知らない人との出会いで、心を揺らし、世界を揺らしたい」(鈴木)という思いがある。
ペパーミートとの違いは、フェイスブック上で「いいね!」と押した情報が反映される点だ。画面には、好きな歌手名や外食チェーンなど最大13の「自分が興味を持っている項目」が表示され、それをタッチすると近い距離の順にユーザーが表示される。「自分と同じ興味を持ち、かつ、近くにいる人」を発見できる仕組みだ。
■突発的なイベント情報を提供
鈴木は3月初旬をメドに、ワンダーシェイクを使いイベントを企画できる新しいサービスを始める。
テーマは「突発的なイベント企画SNS」。フェイスブックのように1週間後のイベントではない。企画できるのは「24時間以内に実施する」という条件付き。「ラーメン食べに行かない?」——。突然空いた時間に、近くにいる想定外の人に声をかけられるしくみだ。クーポン共同購入サービス「グルーポン」など、瞬時に多数の顧客を集めるフラッシュマーケティングと組み合わせれば、店舗の顧客誘導策としても活用できる。
「これまでの位置情報サービスは、チェックインする『モチベーション(動機づけ)』がはっきりしないものもあった。細切れの時間でイベントに参加したいメンバーを募る、という明確な目的があれば、自分の位置情報を共有し、コミュニケーションも生まれやすい」(鈴木)。路上ライブや店のタイムセール、お祭りなど地域の催し物……。使い方は無限に広がる。
2012年、鈴木は活動の本拠地を米国西海岸のシリコンバレーに移す計画だ。フェイスブックやフォースクエアなど、位置情報サービスの本丸。「シリコンバレーには世界中から多才な人が集まり、現状をひっくり返すパワーがある。自分も世界に通用するアプリを開発したい」——。気軽に身近な人と出会うことができるSNSを引っさげて、世界最大の利用者数を誇るフェイスブックとはひと味違うビジネスを築く決意だ。