今日の日経一面のものづくり逆風下の挑戦(中)が
興味深いです。

---以下要約して引用------------
iPhoneを組み立てている台湾EMSの技術力の高さ。
iPhone4は、制服を着た女性工員が並ぶ
昔ながらの「中国の工場」ではなく、
自動化が進んだ静かな工場で作られる。

2010年3月期の日本の上場企業の製造原価に占める
労務費の割合(単独ベース)は10.84%。
10年前の13.94%から大きく減った。
さらに自動化が進めば世界のどこで作っても
コストは同じになる。
「中国や台湾は人件費が安いから」という常識は通じない。
先端技術は世界の生産現場を均質にしていく。

では、何が競争の優劣を決めるのか。
一つは制度だ。
台湾でも日本でも製造コストは同じ。
だからこそ、ビジネスの条件を同じにしてもらわないと
日本への投資意欲がなえる。
日本の法人税率が高く補助金が少ないのを、
日本企業は現場の「カイゼン」で補ってきた。
日本の法定実効税率は約40%、アジア諸国は20%台。
この差は、カイゼンでは埋まらない。

もう一つの要因は、戦略。
シャープの町田会長は、
「世の中にないものを作って新しい需要を生み出す」
ことが日本の突破口になると見る。
同じものを作るだけでは新興国に飲み込まれる。
一歩抜け出すには「突然変異」を生む経営戦略と、
それを後押しする政策が必要だ。

制度や戦略のほんのわずかな差が
圧倒的な収益の違いとなって表れる。
世界のものづくりは今、そんな緊張感の中にある。
---引用終了-----------

製造原価における労務費の割合が10%になっている
ことは初めて知りました。
どこで作っても製造コストが変わらなければ、
日本が日本企業に有利なプラットフォームを作ることによって
戦えるということですね。
日本政府の政策次第ですね。