日経ビジネス2010.9.13に載っている
慶応義塾大学大学院の夏野剛特別招聘教授のコラム
「日本のトップ、ネット知らず」が興味深いです。
教授がおっしゃるとおりなら、今まで感じていたイメージが
180度ひっくり返ります。

---以下要約して引用------------

国内市場と海外市場とで、日本企業への見方に著しいギャップ
が生まれている。日本の携帯などのITサービスは、独自の進化をとげて
ガラパゴス化していると言っても海外の経営者は理解しない。

むしろ「日本のIT製品・サービスは面白くて先進的。学べることが多い」
と評価されている。

一方、日本の経営者は技術や業界の先行きへ悲観的である。
海外の高い評価を行かしていないのが今のネット業界の現状である。
「iPhone」がこれだけ普及しているので、今こそ技術を行かす時なのだが、
日本企業はあきらめが早かった。

日本の経営者はネットビジネスを理解しておらず、
新しいものを作り出す気概がない。
市場調査を繰り返した上で、石橋を少し渡ってみようかという程度である
のに対し、米国や中国の経営者は新市場に自らリスクを取って出ていく。

ベンチャー企業には技術があっても、資金と人材が不足している。
ネットバブルの反動で資金を集めづらくなっている。

人材の世代交代も進んでいない。惰性で経営している社長も多い。
起業して上場するのと、会社を大きくするのでは求められる能力が異なる。

ニコニコ動画は世界に誇れるサービス。
モバイル用アプリは世界の先端を走っている。
アップルはiphoneを作る際に日本市場を調査し、
デルはソニーの薄型パソコンを参考にして開発している。

日本は自らの強みを冷静に分析して、
今こそ世界に打って出るべきである。

---引用終了-----------

独自の技術で進化していることは事実でしょう。
メディアから流れるニュースからは、
開発の遅れや、売上・利益の停滞など悲観的に捉えています。

一方で夏野教授のような見方は、新鮮に聞こえますし、
強みを生かし、リスクを取って世界へ出るべきという指摘は
そのとおりと思います。

構造改革が必要と思いますし、
いつまでも日向ぼっこしてられないということに
気がつかなければいけませんね。