280円の牛丼で吉野家を突き放し、
売上高でマクドナルドを抜きつつあるゼンショー

日経ビジネス2010.9.20によれば、
ゼンショーの特徴は、生産性に対する執念に得意な社風と
革命家出身の創業者から生まれた哲学だそうです。

1秒で2歩以上歩く社員など、人の動きすらわずかなムダも許さない。
「商談は30分以内」「社員は群れてはいけない」
「笑ってごまかさない」「いい人に思われるな」
というようなゼンショーグループの憲章があり、
全員に配られる冊子にはシリアルナンバーが打たれ、
無くすことは許されないそうです。

回転効率を高めるために、
クルーの一挙手一投足に至るまで
細かな規範が定められている。
例えば「いらっしゃいませ」と同時に“予想盛り”に着手する、
吉野家は1種類に対し、
すき家はミニ用、並盛用、大盛用の3種類で具材をすくう、
コンマ数秒を削るために体のバランスや手の動かし方まで
定められているなど、かなり厳しいものです。

効率運営の象徴であるワンオペレーションや、
パートだけで工場のラインを組み替えるなど
ヒトをロボットのように活用することで生産性を高めています。

その結果、ゼンショーの2008年の労働生産性は社員1人当たり4,579万円で、
1,000万円台のトヨタ、ホンダ、ソニーをはるかにしのぎます。

その要因は、パートの比率です。
ゼンショーが1対7であるのに対し吉野家は1対4。
つまり、パート、アルバイトを戦力化し、
1人当たりの力を最大限に引き出しているところに
「ゼンショーの生産性革命」の神髄があるようです。

ところで、ゼンショーの社名はどこから来ているか?
「全戦“全勝”」から来ているそうです。