屋外で過ごすのが気持ちいい季節。
日比谷公園の緑がさわやか。
そこにピッタリな大橋トリオ。

今回はロックっぽい感じで、とは言いつつも中盤はメローで。
彼の歌声が空に吸い込まれるように、素晴らしい時間が過ぎた。

MC少ないな、と思っていたらアンコールの時にバンドメンバー全員しゃべるしゃべる。
神懸かりなダジャレとか。

Wアンコールで一人ステージに戻り、弾き語りを始める前に話していた事が意外だった。
15年ほど前に日比谷公園に遊びにきたとき、ちょうどシャムシェイドがライブしていた。
その頃は、音楽業界の裏方で仕事できたらいいなと思っていた。
まさか、こうやってステージに立つなんて予想もしなかった。
夢じゃないよね?
何がどこでどうなるか分からないんで頑張りましょうね。

駅に向かう途中、帝国ホテル横で夫婦喧嘩なのかオッサンが「早く来いよ!」と何度も怒鳴っていた。
同じくライブ帰りらしい女子2人組が「大橋トリオ聴けばいいのにねー。平和な気持ちになるよー」と言っていた。まったくだ。
中村文則の著書。
LAタイムズ文学賞候補にもなったとか。

「銃」とは違ったスリリング感があり、主人公の心情の描写も違った印象。
スリ行為と大きな犯罪に巻き込まれて行く様子、少年との触れ合い。
緩急がありながら、ヒリヒリする感じ。

ラストは、やっぱりそうなっちゃうよね~という展開の最後に救いが見える。
百田尚樹の著書は、たぶん3冊目。
期待以上に面白かった~。

不細工な女の子が整形で美しくなる話なんだけど、ただのサクセスストーリーではなく、整形手術をするためにお金を稼ぐストーリーや、不細工な女の子が受ける周囲からの言動と自身の精神状態、美しくなるに従い変わる周囲の態度、等々。
私小説?というほど手に取るような描写で生々しく感じた。

生まれながらの美人ではなく、自ら手にした美しさだからこそ、見えるものや感じるものがある。
所詮は皮一枚、されど皮一枚が人生を左右する。
綺麗事じゃなく、現実そうだと思う。

読んでいて、なんだかヒリヒリする本だった。
1ヶ月ちょっとぶりのキリンジLIVEですが、兄弟のキリンジは見納め。
最終日なんて耐えられない、と思いあえて2Daysの初日にしたのですが、今となっては後悔がなきにしもあらず。

今回は着席で見ていたけど、やっぱり長かった。18:30開演で終わったのが22:00過ぎ。
こんなにも長時間、演奏し、歌っているのが単純にスゴイと思った。
たくさん曲をやろうと思ってMCも少なくして休憩もあまり取らなかったから、途中声が詰まっちゃってスミマセンってヤスが言ってたけど、そりゃそうでしょうよ~。
っていうか、あんだけ歌えるあなたスゴイよ。

セットリストはZEPPと似た感じだったけど、しみじみ聴いちゃった。
最初の頃、気持ち良くなってちょっと睡魔に襲われたり。

このところずっとiPodでもキリンジを聴いてたけど、最近の曲も昔の曲も飽きないし古くない。
彼らの音楽は決して消費されるものじゃなく、本当に素晴らしい音楽なんだと思う。
これからの彼らの音楽にも、もちろん期待している。

兄弟のキリンジは見納め。
終わって時間が経ってからジワジワと来てる。
なんか、ふと涙が出そうになったり。

彼らと同じ時代を生き、同じ時間を共有できた事を幸福だと感じる。
兄弟のキリンジが見られるのも、あとわずか・・・
メジャーデビュー当初から、キリンジを聴いていたのにライブはほぼ見た事がない。

18時開演で、終わったのは21時すぎ。
スタンディングで3時間あまりのライブは、正直足腰が辛かった。
でも、丁寧に演奏する彼らを間近で見られたのは、とても幸せだった。

TV Bros. の連載をしていた頃、文章は読んでいたけど、ライブのMCはまた違った感じで。
男兄弟って、あんな感じなのかしらね。
でも兄弟二人きりの時は話さない事も、人前だと言えちゃう事ってあるかもね。
弟に嗜められてたけどね。

楽しかったな~