23歳の誕生日、初めての隆弘との誕生日。

彼とは半年前から付き合いだした。
同じ会社のの先輩と後輩の間柄。
後輩であった、隆弘が猛アタックをしかけ、
夏帆が折れた形だったが、今は、夏帆の方が大好きだった。
『愛してる』と言う形容詞が足りないぐらいに。


けど。。。しかも日曜だったのに
彼は急に仕事になってしまった。
ぜんぜん、メールもくれなくて、すごく寂しくて家でごろごろしてたら
『ピンポーン』と、インターホンが鳴った。
目の前に立っていたのは、隆弘。

夜に予告もなく急に彼が来た。その手にはケーキとプレゼントが。

そのホールケーキにはチョコで
『夏帆ちゃんお誕生日おめでとう』って 書いてあった。

『店員さんに頼んで書いてもらったんだ』って言う彼が
すごく可愛くて、嬉しくて泣いてしまった。


その後ケーキに6本しかローソクがついてないの見て笑ったけど。
どうやら店員さんは子供用だと思ったらしい。
『23歳でも子ども扱いか・・・』と、がっかりする私を見て
『ちょうど、俺たち付き合って、6ヶ月目だから、ヨシとしよう!』と、
言ってくれた彼。
『何それ!』とは言ったが、夏帆には、それがとても嬉しかった。


『さぁ、始めようよ!』と、隆弘はロウソクをケーキに立て、
私は、ライターで、ロウソクに火を点した。天使のモチーフのライターで・・・。


そのころには、日付は変わっていた。


(小)