『福田村事件』

監督: 森達也

あらすじ

1923年9月、関東大震災から5日後の千葉県東葛飾郡福田村。朝鮮人に対する悪意ある流言飛語を信じた村人たちによって、香川からやって来た行商団9人が殺害される事件が発生する。


貧しいながらも助け合いながら生きている善良な人々が、流言、噂から想像と恐怖を膨らませ凶暴になっていく過程が丁寧に描かれていました。

こんな恐ろしいことが本当に起こっていたなんて、と思う。

情報を得ることが難しい時代だったから?いや違う。ネット社会の今、毎日見たい見たくないに関わらず新しいニュースがどんどんと飛び込んできて、それを鵜呑みにして悪いとされた方を叩く人たちのなんと多いことか。


最近は意図的に知らされなかった被害や事件に大きなショックを受けたけど、これまた聞いたまま丸ごと受け入れるのではなく、自分が見てきたことや経験したこととよく照らし合わせて

慎重に生きていきたいなぁと思う今日この頃。