理・美容師のその手荒れ...
以前にも取り上げたテーマだが、理・美容師さんの手荒れ事情は過酷なものがあります。
お客様の想像を超える深刻さ...
それはいわば職業病。
さらに個人差もあり、同じようにシャンプーしたり、薬剤に触れたりしても全く平気! という人もいるのです。
手荒れに悩む理・美容師のほとんどがアシスタントです。
まずはシャンプーから仕事を覚えるアシスタント時代。次から次へとシャンプーをし続けることで手荒れが発症。
第一段階の手荒れ症状はカサつく、赤ギレなどでしょう。
これは温水や温風によって皮膚のバリア機能が失われることで起こるものです。
この段階ではあまり苦しさはありません。
ですが、この段階で症状を抑えて欲しいのです。本当は第一段階の症状さえ出ていない健やかな肌状態のうちに対策をして欲しいのです。
この程度の症状では、ハンドクリームを塗ってやり過ごす人がほとんど。
しかし、肌に痒み、水疱などが出てきたら、もう薬に頼る段階です。早めに病院行くしかないのです。
なぜなら、それは単なる肌荒れではなくアレルギー症状の可能性が強いからです。
忙しく過酷な職業だけに、なかなか病院へ行く時間が取れなかったり、おっくうだったりもしますよね。
でも、アレルギー症状は薬で改善できるので必ず、早く病院へ行かなくてはいけません。
そこでの判断がこの後の人生を左右することになるかもしれないのですから....。
まさか手荒れで...
赤く晴れ上がり、手だけでなく上半身のあらゆるところに出現する湿疹。
想像を絶する痒み...
掻けば悪化するとわかっていても、掻かずにいられない。掻くことで一時の至福を味わうことはできても、そこから膿が出始め、生きて行くことさえも辛くなる...。
このような辛く悲しい状態を想像できただろうか?
夢みた美容師。
国家資格を得て、アシスタントとして歩み初めたばかり。
この仕事...辞めたくない。
学校まで行って...勉強してスタートラインに立てたのに。
それでも、辞めた人。
もう泣くしかなかった人。
夢を諦めないために..できることはないのか?
予防と対策 そして....違う夢へ
本当に個人差がある手荒れだが、1番はなんといっても症状が出ないようにすること。
なんでもなくてもハンドクリームを塗ってください。
しょっちゅう塗るのです。習慣化させて塗ってください。
美通販で1番人気のハンドクリーム「Tette」をポケットに入れ、なんでもない時に塗る !
しかし、残念なことに、このハンドクリームはお薬ではありません。肌に傷、血や水疱を見るようになったら皮膚科へ行きましょう。
正直、悪化してからじゃ遅いくらいです。腫れをちょっとでも感じたら病院へ行くべきです。
そして、この状態の時のシャンプーは正直危険です。対策としてはグローブをはめてのシャンプーくらいしかありません。
もしくは、シャンプーの頻度を減らすしかないでしょう。
ここで症状が改善しなかったり、悪化し続けもう無理....と思った時、二つの道があると思います。
ひとつはアシスタントという状態を脱出すること。
そしてもうひとつは離職すること。
アシスタントからスタイリストへ
店によってはスタイリストまで何年と決められている場合もありますが、実力で早くスタイリストになることもできます。
時の経過と共にシャンプーをし続けるという業務からも解放されるでしょう。
そこまで何とかやり過ごすか、努力してアシスタント期間を短縮させるしかありません。
離職を考えるなら
美容師免許を活かしたい...と思うなら、洗髪業務のない理・美容室への転職もひとつです。
主に格安カット店になりますが、大手であれば研修期間もあるので不可能ではありません。
また、アイリストも美容師免許が活かせます。
美容師とは違う道ですが、需要も高く、開業も美容室ほどハードルが高くないので、新たな目標が持てそうです。
その他にもウィッグメーカーや訪問美容などもあります。
ヘアアレンジ技術を磨き、ウェディングなどイベントでのセットやメイク...といった道もあります。
この記事も読んでみてください。「オールマイティ? 得意技で勝負? だったらセットで格上に」
そして最後に...
もしも手荒れだけなら...
それだけで仲間を失ったり、
大切な人材を失うのであれば、
みんなで守ってあげて欲しい。
症状がひどい時、改善まで違う業務を、変わりにできることをやらせて欲しい。
手荒れもひどくなれば病気です。
病気で苦しむ同僚 、先輩、後輩を、みんなでフォローし合える職場。
そんな風にできたら、諦めない人は増える。
それは優しさではない、人間性だ。
そんな風にできるスタッフ、オーナーに囲まれた職場は素晴らしいと思う。




