「江戸しぐさ」とは、江戸商人のリーダー達の考え方、生き方、口の利き方、表情から身のこなし方など、
その美意識や感性すべてを包括し体系化した商人道ともいうべき生活哲学です。
今のような世の中だからこそ、このような昔から学ぶこともたくさんあると思います。
そのなかの一部をご紹介しますので、一度読んでみて下さい。
江戸しぐさとは・・・
大事なものをみんなの共有物と考え、相手を尊重し思いやる心。
1.忙しい、忙しいと言うな。
(忙しいとは心を亡くすこと、決して自慢できることではない。)
2.「そんなに偉い方とは知らずに」と言うな。
(偉くない人には無礼をしても良いのか。)
3. 知ったかぶりをするな、見てわかることを聞くな。
(知らないなら知らないと言った方が良い。)
4. 人の話を真剣に聞くときにメモをとるな。
(メモをとると話す人の気が散る、聞く人の真剣みが減る。)
5.自分と違う意見をないがしろにするな。
(意見が違うから参考になる。)
6.はい、はいと二度返事をするな。
(一度目は了解、二度目は迷惑。)
7. 感情を逆撫でする言葉を使うな。
(聞く人の気分を害する。)
8.人の意見を無視する言葉を使うな。
(話している人は真剣だ。)
9.人に行き先をむやみに聞くな。
(プライバシーを尊重せよ。)
10.相手を卑下するな、威張るな。
(そんなに自分が偉いのか。)
11.三脱の教え。初対面の人に年齢、職業、地位を聞くな。
(聞いて付き合い方を変えるのか。)
12.人と会っているときに足組み、腕組みをするな。
(自分を誇示する印象を与える。)
13.紹介者を飛び越えて親密になるな。
(紹介していただいたことに感謝せよ。)
14.打てば響く心意気を持て。
(説明しなければわからない輩とは付き合うな。)
15.何をしてもうわの空の人とは付き合うな。
(いつでも真剣勝負、些細なことでもないがしろにするな。)
16.口先でなく目で人を判断しろ。
(表面的な言葉では判断できない、本質を見よ。)
17.三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる。
(江戸の稚児の段階的養育法。
三歳までに人間の心の糸をしっかり張らせる。
六歳までに躾を手取り足取り真似させる。
九歳までに人前でお世辞の一つも言えるくらいの挨拶が
出来るようにする。
十二歳には一家の主の代書が出来るようにする。
十五歳で森羅万象が実感として理解できるようにする。)
18.突然の訪問、遅刻で人の時泥棒をするな。
(自分の時間でなく相手の大切な時間も
奪っていることに気づけ。)
19.うかつあやまり。足を踏まれたら、
うっかりしていましたと謝れ。
(ぼんやりしていて踏まれた側にも責任がある、思いやりの心。)
20.常に人を思いやれ。傘かしげ、肩引き、こぶし腰浮かせ。
(傘かしげ→雨のしずくがかからないように、
傘をかしげ合って気配りして往来するしぐさ。
肩引き → 狭い道ですれ違うとき、
肩を引き合って胸と胸とを合わせる格好で通り過ぎるしぐさ。
こぶし腰浮かせ → 乗り合い船で腰の両側に
こぶしをついて軽く腰を浮かせ、少しずつ幅を詰めながら
一人分の空間を作るしぐさ。)
以上、身につまされるモノもあったと思います。
個人的には。。。。
★人に指摘されたことは2回目までに直せ!
1回目:指摘する
2回目:イラつき指摘する
3回目:もう知らん
4回目以降:存在を認めない
★個人の感性や好みではなく、仕事に理屈を持て
全ての仕事には目的と理由があります。
「いいかなと思って」という感覚は仕事ではありません。