すし田 ~寿司懐石@沼津~ 静岡おいしいもん!!!
沼津駅北口から徒歩5分の場所にどっしりと構えた日本家屋、すし田。
平日の19:00だというのに、店の前の駐車場は満車。お店の方に車を預けて、店内に入ると、カウンターはもちろん、3~4つある個室も全て客で埋まっている。決して安いとはいえない店であるだけに、この場所だけバブル時代に逆戻りしたような錯覚に陥ってしまう。
通された4畳半ほどの個室の中央には、掘りごたつがあり、障子越しにライトアップされた箱庭が望める。
雪が降っていたら、雪見酒といきたい風情である。こう寒いと、やっぱり熱燗が飲みたくなる。料理はすし懐石が有名だと聞いていたので、¥7,000コースを予約済み。
お通し:まぐろの大根巻き
かつらむきにした大根でまぐろを巻いたものに、ごま油を使った中華風のたれをかけてある。
とにかく色鮮やかで、一見いちじくのようにも見える。しゃきっとした食感を想像していたが、大根の柔らかさに驚く。とろけるのである。横に添えられたクレソンも、いい味を出している。素材からいったら、クレソンを入手するほうが、鮪より難しいかもしれない。
刺身の盛り合わせ:真鯛、平目、鮪の中トロ、鮪の赤身、とこぶし、タコ、エビ、あんこうの肝
中でも逸品は、エビとあんこうの肝。エビの頭部分は、カリカリに焼き上げてあって、歯応えが何ととも言えない。また、あんこうの肝。わかめとポン酢の味付けがすばらしく、臭みもなく、口の中でとろける。あ、、、日本酒が進んでしまう。料理に使われている陶器は全て、親方が造った一品物。それらが、いい味を出していて料理を引き立てている。次はどんな皿でどんな料理が出てくるのか、楽しみになる。
八つ頭のイモまんじゅう
子沢山の縁起物、八つ頭を裏ごしした柔らかい皮の中に、鶏肉、筍、しいたけの餡が入っている。上にのったゆずの香りとすばらしいハーモニーだ。
焼き物:大皿にカンパチのカマと身、五月豆、筍、しょうが、つぶ貝、さつまいもが並ぶ。
五月豆は殻ごと蒸し焼きにしたもので、殻を開けると、大粒の豆が入っている。季節の先取りで、春を感じさせる。そしてカンパチ。カマの部分にレモンをしぼって食べると、脂がのりきっているのに、しつこくなく、甘い。
穴子とタラの芽の天ぷら
穴子をふっくらやわたかに揚げてある。塩が少ししょっぱいが、寿司ネタの甘タレの穴子とは違って、新鮮な味覚である。タラの芽も今の時期、貴重な食材だ。そして、穴子の骨せんべい。こりこりとした食感がたまらない。本当に、酒の肴ばかりで、お酒の進みが速い。
寿司:コハダ、カンパチ、鮪の大トロ、すきみの軍艦、玉、
太巻き(穴子、イカ、カニ、タマゴ)
酢の締め具合のちょうど良い、コハダはさっぱり、大トロは、もう言葉が要りません。最高です。すきみは、すきみというにはもったいないほど、おいしい部分を使っている。唯一、太巻きは、ここではいらないかなと感じた。
帆立の吸い物
小さな帆立が5~6個入っている。生臭くなりそうな材料なのに、帆立のだしが繊細で、さっぱりとした味付けは、締めにふさわしい。
デザート バニラアイスの黒蜜かけ
バニラアイスの上に、蕎麦の実を煎ったものがかけられている。これが、カリカリとして、アイスの柔らかさと黒蜜の甘さと相まって、とてもおいしく仕上がっている。お茶は、出されるたびに、器が変わり、全て趣があって楽しめる。
この料理であったら、¥10,000支払っても食べたいと思える料理であった。一つだけ難点を言えば、一つ一つの料理が出てくるまでの時間が長いこと。しかし、コース料理が終わるまでの3時間弱をとても有意義で楽しい時間と感じられるのは、ひとえにおいしい料理のおかげである。
そして、店を後にして車に乗るまで、店員さんのお見送りが続く。ちょっぴりセレブな気分を味わえる。
私の中では、すし懐石No.1は、すし田に決定である。何度でも、訪れたい店である。
written by

すし田
静岡県沼津市高沢町6-3
TEL:055-925-4000
URL:http://www.sushiden.jp/
営業時間:昼) 11:30~13:30 夜) 17:00~23:00
定休日:月曜日
平均予算:昼)夜) 8,000円
総合評価:
味の評価:
雰囲気:
サービス:
コストパフォーマンス:
←どうぞ、よろしく。
WIREDiCONの詳細情報については、こちらのページをご覧下さい。
平日の19:00だというのに、店の前の駐車場は満車。お店の方に車を預けて、店内に入ると、カウンターはもちろん、3~4つある個室も全て客で埋まっている。決して安いとはいえない店であるだけに、この場所だけバブル時代に逆戻りしたような錯覚に陥ってしまう。
通された4畳半ほどの個室の中央には、掘りごたつがあり、障子越しにライトアップされた箱庭が望める。
雪が降っていたら、雪見酒といきたい風情である。こう寒いと、やっぱり熱燗が飲みたくなる。料理はすし懐石が有名だと聞いていたので、¥7,000コースを予約済み。
お通し:まぐろの大根巻き
かつらむきにした大根でまぐろを巻いたものに、ごま油を使った中華風のたれをかけてある。
とにかく色鮮やかで、一見いちじくのようにも見える。しゃきっとした食感を想像していたが、大根の柔らかさに驚く。とろけるのである。横に添えられたクレソンも、いい味を出している。素材からいったら、クレソンを入手するほうが、鮪より難しいかもしれない。
刺身の盛り合わせ:真鯛、平目、鮪の中トロ、鮪の赤身、とこぶし、タコ、エビ、あんこうの肝
中でも逸品は、エビとあんこうの肝。エビの頭部分は、カリカリに焼き上げてあって、歯応えが何ととも言えない。また、あんこうの肝。わかめとポン酢の味付けがすばらしく、臭みもなく、口の中でとろける。あ、、、日本酒が進んでしまう。料理に使われている陶器は全て、親方が造った一品物。それらが、いい味を出していて料理を引き立てている。次はどんな皿でどんな料理が出てくるのか、楽しみになる。
八つ頭のイモまんじゅう
子沢山の縁起物、八つ頭を裏ごしした柔らかい皮の中に、鶏肉、筍、しいたけの餡が入っている。上にのったゆずの香りとすばらしいハーモニーだ。
焼き物:大皿にカンパチのカマと身、五月豆、筍、しょうが、つぶ貝、さつまいもが並ぶ。
五月豆は殻ごと蒸し焼きにしたもので、殻を開けると、大粒の豆が入っている。季節の先取りで、春を感じさせる。そしてカンパチ。カマの部分にレモンをしぼって食べると、脂がのりきっているのに、しつこくなく、甘い。
穴子とタラの芽の天ぷら
穴子をふっくらやわたかに揚げてある。塩が少ししょっぱいが、寿司ネタの甘タレの穴子とは違って、新鮮な味覚である。タラの芽も今の時期、貴重な食材だ。そして、穴子の骨せんべい。こりこりとした食感がたまらない。本当に、酒の肴ばかりで、お酒の進みが速い。
寿司:コハダ、カンパチ、鮪の大トロ、すきみの軍艦、玉、
太巻き(穴子、イカ、カニ、タマゴ)
酢の締め具合のちょうど良い、コハダはさっぱり、大トロは、もう言葉が要りません。最高です。すきみは、すきみというにはもったいないほど、おいしい部分を使っている。唯一、太巻きは、ここではいらないかなと感じた。
帆立の吸い物
小さな帆立が5~6個入っている。生臭くなりそうな材料なのに、帆立のだしが繊細で、さっぱりとした味付けは、締めにふさわしい。
デザート バニラアイスの黒蜜かけ
バニラアイスの上に、蕎麦の実を煎ったものがかけられている。これが、カリカリとして、アイスの柔らかさと黒蜜の甘さと相まって、とてもおいしく仕上がっている。お茶は、出されるたびに、器が変わり、全て趣があって楽しめる。
この料理であったら、¥10,000支払っても食べたいと思える料理であった。一つだけ難点を言えば、一つ一つの料理が出てくるまでの時間が長いこと。しかし、コース料理が終わるまでの3時間弱をとても有意義で楽しい時間と感じられるのは、ひとえにおいしい料理のおかげである。
そして、店を後にして車に乗るまで、店員さんのお見送りが続く。ちょっぴりセレブな気分を味わえる。
私の中では、すし懐石No.1は、すし田に決定である。何度でも、訪れたい店である。
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すし田
静岡県沼津市高沢町6-3
TEL:055-925-4000
URL:http://www.sushiden.jp/
営業時間:昼) 11:30~13:30 夜) 17:00~23:00
定休日:月曜日
平均予算:昼)夜) 8,000円
総合評価:

味の評価:

雰囲気:

サービス:

コストパフォーマンス:

←どうぞ、よろしく。
