SHORE ショア ~フレンチ@沼津~ 静岡おいしいもん!!!
あまりにも情報が少ないため、ネットでの評価を調べてみると、なになに、「淡島ホテルの従業員のお勧めで訪れて絶賛」、「ここでこんなにおいしいものが食べることができるなんて、、、」情報が少ない割には、おいしいおいしいという情報ばかり。淡島ホテルに泊まる人といえば、言わずと知れたリッチな方々。その人たちがおいしいと絶賛するフレンチが沼津にあるのか。灯台下暗しとはこのことかと、少々遠いが訪れてみることに。富士山を見ながらのドライブがてら、ランチに行く予定だったが、既にランチは予約で一杯とのこと。ますます期待が増す。そこで、18:00からの予約を取った。
沼津の海沿いをドライブしながら、淡島ホテル、三津シーパラダイスを過ぎたあたり、気をつけていないと見過ごしてしまいそうな場所に、海に突き出したように建つレストラン。正直、外観だけ見ると、確かに海を挟んで富士山を眺めることができるロケーションとはいえ、有名なフレンチのお店には到底見えない。
店内に入ると、テーブル席が3つほどの細長いつくりで、全ての席が大きな窓に面し、海の上に浮かんでいるような錯覚を感じる。海を意識してか、店内のインテリア・クロス等も深い青で統一されており、気分はまさしく豪華客船のレストランである。
漆黒の海の上には、今の季節、イカ漁の篝火が輝き、デートにはもってこいの素晴らしい夜景だ。
ワインなしではいられない抜群の雰囲気なのだが、なにせ、車でないと来ることができない場所というのが残念。ただし、代行運転を頼むとワインの料金が割引されるというサービスがあるようだ。
メニューは、\5,000、\7,000、そして特別メニューとしての\9,000コースの他、アラカルトから選べる。メニューに店内の写真撮影及び携帯電話の使用禁止の旨が書かれており、ミッション達成できず、無念。言葉だけでどこまで伝えることができるか、、、また、店内から見た夜景の素晴らしさをお見せできないのが残念だ。
料理
・つきだし:お魚のシュークリーム
プチシューの中に、いろいろな魚を裏ごししたクリームが入っている。クリームの香りと味は、シーチキンかかまぼこか。例えが思いっきり和食コメントですが、まさしくそんな風味なのです。ご勘弁を。シュー皮の香ばしい香りが、魚の臭みを消し、もう一つ食べたいと思わせる味だ。
・パン
焼きたてのように温めて出された小さなフランスパン。丸いパンを割ると、もちもちで香りが良い。
食べ終わった頃にタイミング良く、おかわりをサービスしてくれる。私は2個でストップ。
・オードブル キンメダイとシマエビのカルパッチョ
皮の部分をカリカリと焼かれたキンメダイ。エビがプリプリで甘く、お寿司屋のエビが負けてると感じるほど。
トマト、人参、ピクルス等、野菜一つ一つの味が引き立つソース。オードブルだけでも、かなりボリュームがあり、その後の料理が期待される。
・ほうれん草のスープ
深緑のスープの上にほうれん草が浮かぶ。香りはグリーンカレーで、味はかなりスパイシー。白いご飯にかけて食べたい味だ。
・本日の魚 ほうぼうとやりイカのオーブン焼き
柔らかく焼かれたほうぼうとやりイカの上に、生うにを使ったサワーソースとイカスミ。ソースはかなり濃厚な味付け。
・本日のお肉
伊豆牛の柔らか煮 赤ワインソースと御殿場産鹿肉のロースト ポワヴラードソースをそれぞれチョイス。
1.伊豆牛の柔らか煮 赤ワインソース
かなりボリュームのある伊豆牛を赤ワインでビックリするほど柔らかく煮込んであるため、ナイフが要らない。口の中でもとろけていく。香辛料の香りと赤ワインの風味で、お酒の苦手な人にはちょっと向かないかも。
2.御殿場産鹿肉のロースト ポワヴラードソース
鹿肉と言うと、くせのある香りと少しかための肉のイメージがあるが、野鳥獣の料理によく使う胡椒のきいた酸味のあるポワヴラードソースを使うことで、臭みを飛ばし、とても柔らかくローストされていて、食欲をそそる味だ。
・デザート
長岡のイチゴをのせたクリームチーズのババロア バニラアイスにパイ生地を細かくちりばめたもの
クリームチーズの白と、上にのったイチゴの赤がとてもきれい。そして口に入れると、イチゴの酸味とババロアの甘さが絶妙で、かなりおなかが一杯だったにもかかわらず、完食。また、バニラアイスとかたいパイ生地の作るハーモニーがうれしい。
予約なしの客については、喫茶のみと書かれていたが、デザートも頂けるのだろうか。リサーチが甘かったが、この味ならデザートだけでも食べに行きたいお店だ。
・デザートのときにコーヒーか紅茶を選ぶことができる。ここでうれしいサプライズ!!コーヒーと一緒にスプーンにのせられた一口サイズの生チョコが登場するのだ。これも季節毎に変わるのだろうが、バレンタインが近い時期だったので、ここでプレゼントを渡すと言うのも素敵だろう。
最後に
人間わがままなもので、遠くまで足を運んで食べに行くと言うだけで、味に対する評価のハードルを上げてしまうところがある。なので、ここまで来てこの味か、、、と思うか、足を運んでまで食べたい味と感じるか、他店と単純に比べてよいものかどうか、判断が難しいところなのだが、味だけで判断するとしたら、付き出しやオードブルで感じた喜びを最後まで持続できるほどの力はないか。
フレンチの三大材料は何か?答えは一にバター、二にバター、そしてバター。と言われることからわかるように、フレンチの基本に忠実になればなるほど、バターを使うことになるのだろうが、一品一品、かなりバターを使っており、どっしりと重い料理となってしまっている。
ただし、それを上回る景色と雰囲気でカバーするには十分な店である。営業時間が夜は18:00~なので、時間帯としては無理があるが、夕陽が沈み、だんだん暗くなっていく風景を見ながらのデートは、成功間違いなしだろう。
一つだけ、苦言を言わせてもらえるのならば、ギャップを楽しませる以外の理由で、店の外観に手を加えないのは何故なのか。不思議だ。非常にもったいない。
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SHORE ショア
静岡県沼津市西浦木負391-2→静岡県沼津市馬込31-1に移転。
TEL:055-942-3201
URL:http://www.uzawa-french.com/index.html
営業時間:昼)12:00~15:00 夜)18:00~21:00
定休日:火曜日
平均予算:昼)夜)5,000円
総合評価:
味の評価:
雰囲気:
サービス:
コストパフォーマンス:
←どうぞ、よろしく。
WIREDiCONの詳細情報については、こちらのページ
をご覧下さい。
沼津の海沿いをドライブしながら、淡島ホテル、三津シーパラダイスを過ぎたあたり、気をつけていないと見過ごしてしまいそうな場所に、海に突き出したように建つレストラン。正直、外観だけ見ると、確かに海を挟んで富士山を眺めることができるロケーションとはいえ、有名なフレンチのお店には到底見えない。
店内に入ると、テーブル席が3つほどの細長いつくりで、全ての席が大きな窓に面し、海の上に浮かんでいるような錯覚を感じる。海を意識してか、店内のインテリア・クロス等も深い青で統一されており、気分はまさしく豪華客船のレストランである。
漆黒の海の上には、今の季節、イカ漁の篝火が輝き、デートにはもってこいの素晴らしい夜景だ。
ワインなしではいられない抜群の雰囲気なのだが、なにせ、車でないと来ることができない場所というのが残念。ただし、代行運転を頼むとワインの料金が割引されるというサービスがあるようだ。
メニューは、\5,000、\7,000、そして特別メニューとしての\9,000コースの他、アラカルトから選べる。メニューに店内の写真撮影及び携帯電話の使用禁止の旨が書かれており、ミッション達成できず、無念。言葉だけでどこまで伝えることができるか、、、また、店内から見た夜景の素晴らしさをお見せできないのが残念だ。
料理
・つきだし:お魚のシュークリーム
プチシューの中に、いろいろな魚を裏ごししたクリームが入っている。クリームの香りと味は、シーチキンかかまぼこか。例えが思いっきり和食コメントですが、まさしくそんな風味なのです。ご勘弁を。シュー皮の香ばしい香りが、魚の臭みを消し、もう一つ食べたいと思わせる味だ。
・パン
焼きたてのように温めて出された小さなフランスパン。丸いパンを割ると、もちもちで香りが良い。
食べ終わった頃にタイミング良く、おかわりをサービスしてくれる。私は2個でストップ。
・オードブル キンメダイとシマエビのカルパッチョ
皮の部分をカリカリと焼かれたキンメダイ。エビがプリプリで甘く、お寿司屋のエビが負けてると感じるほど。
トマト、人参、ピクルス等、野菜一つ一つの味が引き立つソース。オードブルだけでも、かなりボリュームがあり、その後の料理が期待される。
・ほうれん草のスープ
深緑のスープの上にほうれん草が浮かぶ。香りはグリーンカレーで、味はかなりスパイシー。白いご飯にかけて食べたい味だ。
・本日の魚 ほうぼうとやりイカのオーブン焼き
柔らかく焼かれたほうぼうとやりイカの上に、生うにを使ったサワーソースとイカスミ。ソースはかなり濃厚な味付け。
・本日のお肉
伊豆牛の柔らか煮 赤ワインソースと御殿場産鹿肉のロースト ポワヴラードソースをそれぞれチョイス。
1.伊豆牛の柔らか煮 赤ワインソース
かなりボリュームのある伊豆牛を赤ワインでビックリするほど柔らかく煮込んであるため、ナイフが要らない。口の中でもとろけていく。香辛料の香りと赤ワインの風味で、お酒の苦手な人にはちょっと向かないかも。
2.御殿場産鹿肉のロースト ポワヴラードソース
鹿肉と言うと、くせのある香りと少しかための肉のイメージがあるが、野鳥獣の料理によく使う胡椒のきいた酸味のあるポワヴラードソースを使うことで、臭みを飛ばし、とても柔らかくローストされていて、食欲をそそる味だ。
・デザート
長岡のイチゴをのせたクリームチーズのババロア バニラアイスにパイ生地を細かくちりばめたもの
クリームチーズの白と、上にのったイチゴの赤がとてもきれい。そして口に入れると、イチゴの酸味とババロアの甘さが絶妙で、かなりおなかが一杯だったにもかかわらず、完食。また、バニラアイスとかたいパイ生地の作るハーモニーがうれしい。
予約なしの客については、喫茶のみと書かれていたが、デザートも頂けるのだろうか。リサーチが甘かったが、この味ならデザートだけでも食べに行きたいお店だ。
・デザートのときにコーヒーか紅茶を選ぶことができる。ここでうれしいサプライズ!!コーヒーと一緒にスプーンにのせられた一口サイズの生チョコが登場するのだ。これも季節毎に変わるのだろうが、バレンタインが近い時期だったので、ここでプレゼントを渡すと言うのも素敵だろう。
最後に
人間わがままなもので、遠くまで足を運んで食べに行くと言うだけで、味に対する評価のハードルを上げてしまうところがある。なので、ここまで来てこの味か、、、と思うか、足を運んでまで食べたい味と感じるか、他店と単純に比べてよいものかどうか、判断が難しいところなのだが、味だけで判断するとしたら、付き出しやオードブルで感じた喜びを最後まで持続できるほどの力はないか。
フレンチの三大材料は何か?答えは一にバター、二にバター、そしてバター。と言われることからわかるように、フレンチの基本に忠実になればなるほど、バターを使うことになるのだろうが、一品一品、かなりバターを使っており、どっしりと重い料理となってしまっている。
ただし、それを上回る景色と雰囲気でカバーするには十分な店である。営業時間が夜は18:00~なので、時間帯としては無理があるが、夕陽が沈み、だんだん暗くなっていく風景を見ながらのデートは、成功間違いなしだろう。
一つだけ、苦言を言わせてもらえるのならば、ギャップを楽しませる以外の理由で、店の外観に手を加えないのは何故なのか。不思議だ。非常にもったいない。
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SHORE ショア
静岡県沼津市西浦木負391-2→静岡県沼津市馬込31-1に移転。
TEL:055-942-3201
URL:http://www.uzawa-french.com/index.html
営業時間:昼)12:00~15:00 夜)18:00~21:00
定休日:火曜日
平均予算:昼)夜)5,000円
総合評価:

味の評価:

雰囲気:

サービス:

コストパフォーマンス:

←どうぞ、よろしく。
