カーヴ隠れや 三島店 ~居酒屋@三島~ 静岡おいしいもん!!!
三島広小路から三島大社に向かって歩くこと1、2分。三島本町タワーズショップの少し手前の道路を渡ったところにこのお店の入口はある。三島大社側から歩いて来るとお店の看板は見えにくいので見過ごしてしまうだろう(写真ではさかなや道場の手前)。
お店の入口へと続く2階への階段は崩れかけた土壁で、入口のドアも高さが150cmほどしかなく屈んで入る格好だ。このあたりの演出はお店の名にふさわしく隠れ家か秘密基地のようだ。店内は大分暗く、個室や中二階などもあって隠れ家らしさは申し分ないが、防災上問題がありそうな印象だ。タバコは、この日は吸っている人はいないようだったが、灰皿が備え付けてあることからすると喫煙可のようだ。
電話で予約したところ、土日は混雑するようでなんとか日曜の夕方に予約を取れた。店内はお手洗いも含め清潔感は申し分ないのと、おしゃれな雰囲気も相まって若い女性に人気があるようだ。お酒も若者に人気のありそうなカクテル類は500円前後のものが最多価格帯のよう。
座敷にするか、掘りごたつ席にするかということで、今回は掘りごたつ席に案内してもらった。案内された部屋は二人が並んで座れるだけの小さな個室で、照明がブラックライトになっているあたりからするとかなりデート仕様な印象。ただ、デート用といっても初めてのデートで使うような部屋ではなくて、ある程度親しい間柄の人とならという印象だ。初めてのデートならカウンター席がいいだろう。
飲み物のメニューは、ワインやカクテルなどのアルコール類を中心に種類が豊富で、ノンアルコールカクテルやノンアルコールビールも選べる。中でも季節のカクテルは面白い。他には焼酎やサワーが数種類と、数は少ないがウイスキーや日本酒(菊水のみ)も置いてあるようだ。
季節のカクテルから 春うらら \520
桜リキュール、ラム、牛乳の甘いカクテルで、浮かべられた氷が、はかなげな桜の花びらのよう。
面白い飲み物だ。写真左下はお通しのタコわさび。ややミスマッチだったか。
この店はワインが気軽に飲めるお店という触れ込みで、ボトル一本あたり2000円からと手頃なのでワイン好き数人で連れ立って行けば色々な種類が飲めて面白そうだ。デカンタとグラスのワインもあるが、こちらは赤と白だけで銘柄は選択できない。グラスの白ワインを試しに飲んでみると、チリチリした舌触りで、どちらかというと辛口だが刺激の割に嫌な味ではなく飲みやすい。香りについてはこの日は花粉症だったので何とも言えないのが残念だ。
チキンと焼きたてクルトンのサラダ\690
これはシーザーサラダだろう。このサラダはチーズの風味が良かった。クルトンはカリカリしてはいるが焼きたてというほど温かくはない。鶏肉は薫製にされているためか、まるで豚肉のような味の濃さだ。
かくれやdeつくね\640
単なるつくねかと思いきや意外なことにカレー風味だ。最初はカレーの味で、後に口の中につくねの香りがまったりと広がるのが不思議で新鮮だ。
豚しゃぶぶロール¥490
きゅうりが巻いてあって見た目がユニーク。ゴマの風味のようだがきゅうりのおかげか、だらしない味にならずに全体にさっぱりしている。
特選地鶏の岩塩焼き\780
塩味が適度で香りも良い。柚胡椒が添えてあるので、それをつけても美味しい。このあたりのメニューはチェーンの居酒屋としては料理がかなり良くできていると思う。
プチトマトのバジルベーコンロール \170(一本)
トマトとベーコンという組み合わせは、かなりありきたりのコンビのようだが、こうしてバジルやハーブを添えて丁寧に盛りつけられると何かそこに非日常的なものが生まれた感じだ。バジルをつけて一玉をほおばると、トマトのさっぱりした汁がベーコンからほとばしる肉汁のように感じられてとても面白い食感だった。バジルも単なる飾りでなく香りで貢献している。
と、ここまでを見返すとどれも白い器だが形が違うのが分かる。盛りつけも含めて、そのあたりはこだわりがあるのかもしれない。
スパイシー鶏のなんこつ揚げ \380
さて、全国の唐揚げファンの皆さんお待ちかねの唐揚の登場だ。軟骨揚げなのでジューシーではないけれども、スパイシーでコリコリと食べ応えがあって、すぐには無くならないところがいい。
ところで、この後しばらくの間、次のピッツァがなかなか出てこなかった。というのもどうやらお店が混雑してきたようで、飲み物のサーブはスムーズなのだが食事のサーブが追いつかない模様。このお店は料理一品あたりの分量が少ないためにオーダーが多数になってしまうのか、手間をかけているために調理が追いつかないのかといった様子だ。しっかり料理を食べたい人は、空いている早い時間に来店するのが良いだろう。
ちなみに、このお店のカクテルは基本的にワイングラスかロングカクテル用のグラスのものがほとんどで、まったりと飲むことを意識しているようだ。ということで、まったりと飲みながら次を待つことにする。
カクテル類は比較的安価で、店員に確認したところではショートカクテルはテキーラ系のものが一種類あるだけだったり、グラスもロング一辺倒だったりと、このあたりはあまりこだわりのようなものは感じられない。おいしいものを飲むならこの店はワインかビールということだろうか。
4種類のチーズ
のピッツァ \1,080
きのこのピッツァをオーダーしようとしたら売り切れとのことだったので、こちらのピッツァにしてみた。パリッとした生地はとても薄い。そう、パリッとしているのだがチーズの乗っているところはたっぷりのチーズでもちもちしているほどで、適度に濃厚な味と香りが良い。
うなぎと高菜の和風ビビンバ。\980
ピントが甘くて申し訳ない。じゅうじゅうと激しい音で早く混ぜ返さないと焦げ付いてしまいそうだったので、大急ぎで撮影したためだ。見た目、うなぎはあまり入っていないように見えても、食べてみるとちゃんと入っていてうなぎの香りもする。うなぎといえばこの店の目と鼻の先に有名な桜屋があるが、このメニューは特にご当地というわけではなくてチェーンの共通のメニューらしい。量はちょっと少なめかも。
左: ティラミス かくれやレシピ\480 右: ショコラケーキのパルフェ\680
ティラミスは、とても柔らかく舌触りもなめらか。これでコーヒーか熱い紅茶があったら最高なのだが。ショコラケーキはケーキや木苺、アイスクリームの上から、ベリーのソースをかけたもののようだ。甘すぎないところが上品で、ブルーベリーや木苺の好きな私には嬉しい。正直なところデザートがこんなに大きなものが来るとは思っていなかったので、かなり満足できた。デザートについては盛りつけも味も居酒屋とは一線を画するものと言っていいだろう。女性客が多いのも頷ける。ただただ、コーヒーや紅茶がないのが残念だ。
今回は我々は夫婦で訪れたが、他はほとんどが女性グループのお客だったようだ。お店の雰囲気がかなり作り込まれているのは、おしゃれと取るか悪趣味と取るかは人によって意見の分かれるところかもしれない。いっそのこと普通の居酒屋や喫茶店風にして開放感を持たせれば、これだけ料理や主力のお酒が美味しければ幅広いお客を獲得できるのではないかと思えるのだが、それはお店のアイデンティティーを崩すことにもなるので難しいのだろうか。
ちなみにこのお店の個室は個室といっても簡素な作りで話し声は隣の部屋に筒抜けなので、秘密の話や何かを告白、またはカミングアウトしたいといったような用件の場合は、近くの三島大社や公園の方がおすすめだ。
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カーヴ隠れや 三島店
静岡県三島市本町9-1佐伯ビル2F
TEL:055-976-5062
URL:http://www.kakureya.tv/shop/tokai-kinki/mishima/
営業時間:17:30~1:00
定休日:なし
平均予算:5,000円
総合評価:
味の評価:
雰囲気:
サービス
コストパフォーマンス:
←どうぞ、よろしく。

お店の入口へと続く2階への階段は崩れかけた土壁で、入口のドアも高さが150cmほどしかなく屈んで入る格好だ。このあたりの演出はお店の名にふさわしく隠れ家か秘密基地のようだ。店内は大分暗く、個室や中二階などもあって隠れ家らしさは申し分ないが、防災上問題がありそうな印象だ。タバコは、この日は吸っている人はいないようだったが、灰皿が備え付けてあることからすると喫煙可のようだ。
電話で予約したところ、土日は混雑するようでなんとか日曜の夕方に予約を取れた。店内はお手洗いも含め清潔感は申し分ないのと、おしゃれな雰囲気も相まって若い女性に人気があるようだ。お酒も若者に人気のありそうなカクテル類は500円前後のものが最多価格帯のよう。
座敷にするか、掘りごたつ席にするかということで、今回は掘りごたつ席に案内してもらった。案内された部屋は二人が並んで座れるだけの小さな個室で、照明がブラックライトになっているあたりからするとかなりデート仕様な印象。ただ、デート用といっても初めてのデートで使うような部屋ではなくて、ある程度親しい間柄の人とならという印象だ。初めてのデートならカウンター席がいいだろう。
飲み物のメニューは、ワインやカクテルなどのアルコール類を中心に種類が豊富で、ノンアルコールカクテルやノンアルコールビールも選べる。中でも季節のカクテルは面白い。他には焼酎やサワーが数種類と、数は少ないがウイスキーや日本酒(菊水のみ)も置いてあるようだ。
季節のカクテルから 春うらら \520
桜リキュール、ラム、牛乳の甘いカクテルで、浮かべられた氷が、はかなげな桜の花びらのよう。
面白い飲み物だ。写真左下はお通しのタコわさび。ややミスマッチだったか。
この店はワインが気軽に飲めるお店という触れ込みで、ボトル一本あたり2000円からと手頃なのでワイン好き数人で連れ立って行けば色々な種類が飲めて面白そうだ。デカンタとグラスのワインもあるが、こちらは赤と白だけで銘柄は選択できない。グラスの白ワインを試しに飲んでみると、チリチリした舌触りで、どちらかというと辛口だが刺激の割に嫌な味ではなく飲みやすい。香りについてはこの日は花粉症だったので何とも言えないのが残念だ。

これはシーザーサラダだろう。このサラダはチーズの風味が良かった。クルトンはカリカリしてはいるが焼きたてというほど温かくはない。鶏肉は薫製にされているためか、まるで豚肉のような味の濃さだ。

かくれやdeつくね\640
単なるつくねかと思いきや意外なことにカレー風味だ。最初はカレーの味で、後に口の中につくねの香りがまったりと広がるのが不思議で新鮮だ。

豚しゃぶぶロール¥490
きゅうりが巻いてあって見た目がユニーク。ゴマの風味のようだがきゅうりのおかげか、だらしない味にならずに全体にさっぱりしている。

特選地鶏の岩塩焼き\780
塩味が適度で香りも良い。柚胡椒が添えてあるので、それをつけても美味しい。このあたりのメニューはチェーンの居酒屋としては料理がかなり良くできていると思う。

トマトとベーコンという組み合わせは、かなりありきたりのコンビのようだが、こうしてバジルやハーブを添えて丁寧に盛りつけられると何かそこに非日常的なものが生まれた感じだ。バジルをつけて一玉をほおばると、トマトのさっぱりした汁がベーコンからほとばしる肉汁のように感じられてとても面白い食感だった。バジルも単なる飾りでなく香りで貢献している。
と、ここまでを見返すとどれも白い器だが形が違うのが分かる。盛りつけも含めて、そのあたりはこだわりがあるのかもしれない。
スパイシー鶏のなんこつ揚げ \380
さて、全国の唐揚げファンの皆さんお待ちかねの唐揚の登場だ。軟骨揚げなのでジューシーではないけれども、スパイシーでコリコリと食べ応えがあって、すぐには無くならないところがいい。
ところで、この後しばらくの間、次のピッツァがなかなか出てこなかった。というのもどうやらお店が混雑してきたようで、飲み物のサーブはスムーズなのだが食事のサーブが追いつかない模様。このお店は料理一品あたりの分量が少ないためにオーダーが多数になってしまうのか、手間をかけているために調理が追いつかないのかといった様子だ。しっかり料理を食べたい人は、空いている早い時間に来店するのが良いだろう。
ちなみに、このお店のカクテルは基本的にワイングラスかロングカクテル用のグラスのものがほとんどで、まったりと飲むことを意識しているようだ。ということで、まったりと飲みながら次を待つことにする。
カクテル類は比較的安価で、店員に確認したところではショートカクテルはテキーラ系のものが一種類あるだけだったり、グラスもロング一辺倒だったりと、このあたりはあまりこだわりのようなものは感じられない。おいしいものを飲むならこの店はワインかビールということだろうか。
4種類のチーズ

きのこのピッツァをオーダーしようとしたら売り切れとのことだったので、こちらのピッツァにしてみた。パリッとした生地はとても薄い。そう、パリッとしているのだがチーズの乗っているところはたっぷりのチーズでもちもちしているほどで、適度に濃厚な味と香りが良い。

うなぎと高菜の和風ビビンバ。\980
ピントが甘くて申し訳ない。じゅうじゅうと激しい音で早く混ぜ返さないと焦げ付いてしまいそうだったので、大急ぎで撮影したためだ。見た目、うなぎはあまり入っていないように見えても、食べてみるとちゃんと入っていてうなぎの香りもする。うなぎといえばこの店の目と鼻の先に有名な桜屋があるが、このメニューは特にご当地というわけではなくてチェーンの共通のメニューらしい。量はちょっと少なめかも。
左: ティラミス かくれやレシピ\480 右: ショコラケーキのパルフェ\680
ティラミスは、とても柔らかく舌触りもなめらか。これでコーヒーか熱い紅茶があったら最高なのだが。ショコラケーキはケーキや木苺、アイスクリームの上から、ベリーのソースをかけたもののようだ。甘すぎないところが上品で、ブルーベリーや木苺の好きな私には嬉しい。正直なところデザートがこんなに大きなものが来るとは思っていなかったので、かなり満足できた。デザートについては盛りつけも味も居酒屋とは一線を画するものと言っていいだろう。女性客が多いのも頷ける。ただただ、コーヒーや紅茶がないのが残念だ。
今回は我々は夫婦で訪れたが、他はほとんどが女性グループのお客だったようだ。お店の雰囲気がかなり作り込まれているのは、おしゃれと取るか悪趣味と取るかは人によって意見の分かれるところかもしれない。いっそのこと普通の居酒屋や喫茶店風にして開放感を持たせれば、これだけ料理や主力のお酒が美味しければ幅広いお客を獲得できるのではないかと思えるのだが、それはお店のアイデンティティーを崩すことにもなるので難しいのだろうか。
ちなみにこのお店の個室は個室といっても簡素な作りで話し声は隣の部屋に筒抜けなので、秘密の話や何かを告白、またはカミングアウトしたいといったような用件の場合は、近くの三島大社や公園の方がおすすめだ。
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カーヴ隠れや 三島店
静岡県三島市本町9-1佐伯ビル2F
TEL:055-976-5062
URL:http://www.kakureya.tv/shop/tokai-kinki/mishima/
営業時間:17:30~1:00
定休日:なし
平均予算:5,000円
総合評価:

味の評価:

雰囲気:

サービス

コストパフォーマンス:

←どうぞ、よろしく。