九十厨 ~居酒屋@三島~ 静岡おいしいもん!!! | 静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー
2010年06月15日

九十厨 ~居酒屋@三島~ 静岡おいしいもん!!!

テーマ:居酒屋
「九十厨」と書いて「くじゅうくり」と読む。初めてだとなかなか読めない店名だ。
「台所」という意味の「厨」を使っていることからみても、料理には自信があるように感じる。ブログなどでこのお店の評判はなかなかのもので、予約をとらないといつも満席で座れないと聞いている。三島と沼津に店舗があり、今回は三島青果市場の近くにある三島店を訪れた。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.外観

私が
訪れた日はゴールデンウイークの初日。お店に着くとちょうど店員が外に出ていて、我々をお店の中に丁寧に迎え入れてくれた。来店早々好印象をもった。お店の外観は和食料理店というイメージで、入り口の壁の右上に「居酒屋九十厨」の看板が掲げられている。お店の前には9台分の駐車スペースがあり、車での来店も可能である。

店内に入ったのが6時少し過ぎだったが、まだ1組のお客しか見あたらない。おかしい、予約を取らないと入れないくらい混んでいると聞いていたのに、ちょっと拍子抜けしてしまった。通常、日曜、祝日が定休日だが、ゴールデンウイーク期間中は変則定休日になっている。今日は祝日だが通常通り営業していた。祝日だから偶々すいていたのかもしれない。

三島店はカウンター席10、座敷席53の全63席分あるのだが店内は思ったより狭く感じた。個室は用意されていない。
そのまま奥の座敷席に案内され、家族(4人)でテーブルを囲んだ。BGMにはモダンジャズが流れ、お店の造りは和風なのに全くイメージが違う雰囲気を漂わせていた。でも個人的にはジャズが好きなのでとても気持ちが落ち着いた。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.座敷 4人席を予約してあったので、既にテーブルの上にはお箸とおしぼりとお皿2枚が用意されていた。おしぼりは冷たくもなく、温かくもなく、室温だったのでちょっとがっかり。おしぼりの温もりでも一日の疲れをやさしく癒してくれる。そんな心遣いが居酒屋にはほしかった。少し残念。






店員が飲み物の注文をとりに来た。若い店員でアルバイト風。接客態度は、まあまあ。
愛想もそれなりにあり、飲み物が決まるまでじっと待っていてくれた。
このお店は焼酎の種類が豊富。地酒もラインナップされている。ビールはキリンビール。ソフトドリンクも充実している。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256付き出し
注文が終わると、つきだしがテーブルの上に出された。小鉢の中に目を向けるとポテトサラダが真ん中に居座っていた。居酒屋でポテトサラダか。もう少し居酒屋らしいお通しを出した方が喜ばれるのに。一口食べてみた。味は普通、スーパーの総菜のポテトサラダと変わらない。一般に居酒屋は「まずはビール」が恒例なので、できればビールにあったつまみがほしいものだ。女性や子供には好まれる一品かもしれないが、ちょっと残念。



飲み物が運ばれて来るまでの間、メニューに一通り目を通してみた。お店の大きさに比べ料理の種類はかなり多いと思う。大きくジャンル分けすると9種類に分けることができる。
【串焼き】、【揚げ物】、【おつまみ、一品】、【七輪焼き】、【ヘルシーメニュー】、【寿司】、【鍋物】、【ご飯もの、麺類、漬け物】、【デザート】
和食料理に限定されているがこれだけのジャンルの料理を提供するのはかなり大変ではないだろうか。値段も手頃。高いとは思わせない値段設定だ。
特に刺身の盛り合わせ1,280円、米沢牛あみ焼き990円、串盛り5本セット620円の値段には驚いた。早速、刺身の盛り合わせと串盛り5本セットを注文してみた。

先ほど注文した飲み物が運ばれてきた。
生ビール、焼酎、ソフトドリンク。生ビールはグラスにキリンのマークがちゃんと見える。冷えていて味も申し分ない。合格。やっぱりビールはキリンだね、うまい。居酒屋はビールがうまくないと始まらない。
焼酎は麦焼酎「佐藤」の水割り、癖が無く柔らかく、ほどよい甘さがすんなりと喉を通り抜ける。お店のおすすめだけあって味は万人に好まれる焼酎である。ソフトドリンクはオレンジジュースを注文。飲んでみるとこれは生絞りか。オレンジも厳選しているのか。気になるところである。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.刺身  大きなお皿に刺身の盛り合わせが運ばれてきた。これが一人前か。でかい。でもよく見ると一種類一切れしか皿にのっていない。それでも12種類はすごい。これで、1280円は本当にお得だ。
オレンジ色に輝くウニは超絶品だった。回転寿司で食べるウニとは全然違う。これが本当のウニの味だと初めて実感した。新鮮で臭みもなく、ほどよい甘さがあり、口に入れると吸い込まれるように溶けていく。ウニが嫌いな人もこれを食べると好きになるかもしれない。他の刺身も半端じゃない。アジ、ほたるイカ、タイ、マグロ(赤身、中トロ、大トロ)、ホタテ、アワビ、トリ貝、カレイ?
どれを食べても新鮮で驚きの味である。沼津出身の私が言うのだから間違いない。一度お試しあれ。お店では一番人気のメニューだそうだ。
静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.焼き鳥
 次に串盛り5本セット(塩)が来た。これは刺身の盛り合わせほどの驚きはないが、これで620円は安い。焼き方もかなり専門的だ。肉は柔らかく、ボリュームもかなりあり、もちろん5本とも種類が違う。つくね、レバー、精肉、鳥肉、かしら。肉もうまいが肉の間にあるネギがまた絶品、このネギも厳選された一品だろうか。焼き方もすばらしく甘くてとてもおいしい。スーパーのネギとはひと味もふた味も違う。名の知れたネギだろうか。ネギに三つ星をあげたい。自宅でもこんな旨いネギを食べたいものだ。


「九十厨」のHPのトップページにデカデカと「焼き肉」と「ししゃも」の写真が載っている。この写真が「これを食べに来い」と訴えているようだ。ということで、「北海道産ししゃもの七輪焼き(790円)」を注文した。まず驚いたのが、皿の上にシシャモが四匹(オス2、メス2)しかいないのにテーブルの上で七輪の炭火焼きがセッティングされた。シシャモよりも炭の方が高いかもしれない。そんな贅沢をたった四匹のシシャモで味わっていいのだろうか。ちょっともったいない気がする。そんなこと考えることじたい貧乏人なんだよね、まったく。シシャモが焼けると一人一匹ずつ皿に取り分けて頂いた。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.ししゃも

あれ、いつも食べているシシャモと違う。ものすごくうまい。いったいこれはなんだ。これが本当のシシャモか。味の違いに驚きを隠せない。これが本物のシシャモなら、いつもスーパーで買うシシャモはいったい何者だ。あまりにも違う味に携帯からシシャモを検索。そして事実が判明。スーパーのシシャモは「カペリン」という魚だそうです。魚が違ければ味も違うはずです。本物のシシャモは北海道の一部でしか漁獲できない。そして日本で流通しているシシャモの1%しか本物がない。本物のシシャモを食することができて幸せ。HPにシシャモの写真が載っていた理由がやっとわかった。これを伝えたかったのか。ありがとう「九十厨」様。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.七輪
せっかく七輪をセッティングしてもらったので、もう少し七輪焼きのメニューを注文しないと申し訳ない。そこで、メニューから「こぶくろ焼き(590円)」と「とんとろ焼き(690円)」を一品ずつ注文した。またまた、驚きの演出が。今絶好調のシシャモ焼きの七輪が下げられた。「本当に下げるの」と言ってしまいそうになった。炭火はまだカンカンと赤く燃えているのに、この七輪はまだ四匹のシシャモしか焼いていない、もう下げてしまうのか。そして、巨大な七輪が目の前に現れた。魚と肉の七輪は共用しないのか。これもお店のこだわりなのか。まったく、かたくなな味へのこだわりがひしひしと伝わってくる。いつもお店が満席なのがこれで納得した。すごい。これならここに来た客はまた来たいと思うにちがいない。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.肉
「こぶくろ」と「とんとろ」が大皿に乗せられて来た。これを目の前の巨大七輪で焼くのか。早速焼いてみた。七輪で焼いた「とんとろ」の油がほどよく肉の周りにしみ出し、ガスや電気では到底まねできない炭焼きのパワーで肉本来のうまみを閉じ込める。食べてみてそのパワーのすごさを実感できた。結果は書くまでもない。居酒屋で焼いたとは思えないできあがりである。肉にもお店のこだわりがあり、これも厳選された一品であることをしっかりと舌が感じとった。


そろそろ、あっさりしたものを食べたくなったのでメニューを開いてみた。
ヘルシーメニューにサラダをいくつか見つけた。その中からパリパリシーザーサラダ(680円)を注文。予想していたよりもかなりのボリュームである。パリパリした食感、心地よい歯ごたえがとてもいい。ドレッシングも抜群。みんなおいしいおいしいと言いながら、あっという間に平らげてしまった。やはりすべてにおいて素材がいい。サラダはその素材の善し悪しでおいしさが素直にでる料理である。一度お試しあれ。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.サラダ


静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.コロッケ 次に和風コロッケ(590円)を注文。見た目はこれといって代わり映えのない普通のコロッケ。
お皿に丸いコロッケが2つのっている。その横に小鉢に入れたソースと付け合わせのサラダが添えられている。早速ソースをつけて一口頂いてみた。その瞬間、自分が思っていたコロッケのイメージを一瞬に変えてしまった。ものすごく柔らかい。いろいろな野菜がはいっている。なんと言ってもジャガイモのうまさが際立つ。北海道産のジャガイモか、それとも三島のジャガイモをつかった三島コロッケか?。たかがコロッケ、されどコロッケ。庶民的な総菜なのにこれほどの違いがあるのか。お見それしました。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.かきあげ 次に今が旬の桜えびを使った「桜えびのかき揚げ(690円)」を注文した。
桜えびは静岡(駿河湾)の味としてなくてはならない食材である。この時期の桜えびは生でもおいしくいただけるはずだ。早速、料理が運ばれて来た。予想を超えたボリューム。隣に塩が入った2枚の小皿が置かれた。この料理は塩で頂くみたいだ。その塩をよく見ると中に塩以外のものが含まれている。ちょっと舐めてみた。胡椒だ。塩は辛みも少なく、ほんのり甘さを感じさせる。そのへんのスーパーに売っている塩ではないことがわかる。これもこだわりの一品か。早速、かき揚げに塩をつけて頂く。えぇーこれはいただけない。このお店で味わう初めての失敗作だ。油が多く、8割が衣のように感じた。もう少し、具を増やしてほしいものだ。食べきれないまま、半分以上残してしまった。タマネギはほどよくあげてあったが、なんと言っても桜えびの風味が感じられない。静岡のお店ならもう少し何とかならないだろうか。非常に残念だ。

静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.押し寿司
桜えびのかき揚げが失敗だったので、改めて「寿司」ジャンルから「鯵の押し寿司」を注文した。居酒屋なのに寿司があるとは粋ですね。それもにぎりではなく押し寿司ですからね。沼津出身の私はあまり押し寿司は食べないが、珍しいので1つ頂いた。魚の臭みもなく、ショウガとネギの辛みと酢の甘みがちょうどよくマッチしている。非常にバランスのとれた一品である。もう少しお腹がすいていたらもっとおいしく頂けたのに、はじめに注文すべき一品だったとちょっと後悔した。




静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー-256.デザート
そろそろお腹が一杯になったので、デザートを注文した。
ホワイトコーヒーアイス(250円)、濃厚バニラ(260円)、抹茶アイス(260円)、ゆずシャーベット(250円)。アイスはそれぞれに個性があり、あっという間に皿から消えた。デザートとしては申し分のない一品だった。最後にホットコーヒーも頂いたが、居酒屋にコーヒーがあるのはうれしい。コーヒー好きは最後の最後にコーヒーを飲みたいものだ。




ここまで読んでくれてありがとう。最後に「九十厨三島店」の印象を総括。
このお店は居酒屋とは思えないほどの厳選された素材の良さと和食へのこだわりはハイレベル。1つの料理をどうしたら一番おいしく提供できるかをかなり研究しているお店だと思う。注文した料理の八割はおいしいと感じた。お酒、特に焼酎が充実しており、酒とつまみのセレクトには不自由しないだろう。値段もリーズナブルで、ファミリーやカップルでも十分満足できる内容だと思う。ただ、お店の雰囲気やインテリアは和を重視しているが、あまり個性がない。もっと、インテリア、照明、BGMなどを工夫してほしい。店員の対応も普通であり、サービスが行き届いたお店とも感じられなかった。対応が悪いとは思わないが他店と比べて良いといえるほどの接客はみられなかった。でも、料理のうまさからまた訪れたいお店の1つに上げたいと思う。

written by
m4



九十厨
静岡県三島市西若町3-16
TEL:055-981-6380
URL:http://www.kujyuukuri.jp/index.html
営業時間:17:00~24:00
定休日:日曜・祝日
平均予算:5,000円
総合評価:star3
味の評価:star4
雰囲気:star3
サービス:star3
コストパフォーマンス:star3

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