美々卯 横浜そごう店 ~和食@横浜~ 静岡おいしいもん!!! | 静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー

美々卯 横浜そごう店 ~和食@横浜~ 静岡おいしいもん!!!

横浜そごう10Fにあるレストラン街の中で、ひときわ行列が目に付いた店。“登録商標 うどんすき”と大きく書かれているが、うどんすきだけではなく蕎麦やうどんといった麺類自慢の店のよう。そのせいか行列の割には回転率が速く、行列はスムーズに進んでいく。

静岡おいしいもん!!! 三島グルメツアー-191.看板

うどん中心の寄せ鍋風のものを総称した“うどんすき”とは、大阪の料理店「美々卯」の主人・薩摩平太郎が1928年頃に考案したもので、本来「うどんすき」という呼称は美々卯の登録商標であるというから、びっくり。
では、「うどんすき」という名称を使うたびに「美々卯」にライセンス料が入っているのかといえば、、、
ご存じのとおり、現在「うどんすき」という呼称は、いろいろなお店で当たり前のように使われていることから美々卯と他店との間で訴訟となり、1997年に東京高等裁判所によって「うどんすきという料理名は既に一般名詞化している」という判断が下され、実質的には商標権が喪失された状態となった(のち1999年に上告棄却で確定)とのこと。
商標権は喪失された状態となったとはいえ、最初にこの「うどんすき」という調理方法を考案し、それが世の中に広く浸透して一般名詞と呼ばれる段階まで登りつめるなんて、考案者である薩摩平太郎さんもさぞかし喜んでいることでしょう。ここまでいくと、商標云々とか、使用料とかいうレベルの話ではない。

と、ここまで「うどんすき」の話で引っ張ってきた私が頼んだものはと言えば、、、まずは手ごろなランチメニューから、ざるそばセット\1,050と花ゆばうどんセット\1,300。

“自家製粉、自家製麺でそば本来の味の伝統を守り続けます”と書かれているとおり、店の前の看板に一月現在のそばの原産地および蕎麦とつなぎの配分割合が書かれている。
ちなみにこの日は、秋田県産のそば粉を8.5:1.5の割合で作られたお蕎麦。

静岡おいしいもん!!! 三島グルメツアー-191.そば

こちらが、ざるそばセット\1,050。
この店のセットには全て、かやくごはん、前菜2種盛、香物、デザートがついてのこのお値段。

静岡おいしいもん!!! 三島グルメツアー-191.そばセット

なんとリーズナブル!
そして一つ一つの料理が繊細な味付けで美味!
そば粉の一番良い状態を知り尽くした者にしか作れない、そばの旨みが十分に引き出されている。
そして、麺料理にとって“いのち”と言われる出汁は、毎朝かつお節を各店で2時間かけてひいているというだけのことはある。かつおの香りが食欲をそそり、思わず笑顔がこぼれる。

静岡おいしいもん!!! 三島グルメツアー-191.ゆば

そしてこちらが、花ゆばうどんセット\1,300。
こしの強い白いうどんの中に薄黄色の柔らかな湯葉がたっぷり。2種類の歯応えのコントラストが楽しい。おうどんだけでも十分な量であるが、箸休めに別の小皿に手を出すと、これまた別のおいしさが広がっていく。
静岡おいしいもん!!! 三島グルメツアー-191.ごはん

この日のかやくごはんは、しめじごはん。
前菜2種盛は、胡麻豆腐、にしんの煮付けと縁起良く黒豆。
デザートは、杏仁豆腐。

私のお気に入りは前菜2種盛。
甘くてねっとりむっちりとした胡麻豆腐には、上にのせた生姜が効いているし、にしんの煮付けと黒豆は、正月のおせちで食べ飽きていたにもかかわらず、お替りしたいおいしさ。
かやくごはんはもちろんのこと、あまり漬物が好きでない私が香物までたいらげてしまった。
そして最後に〆の杏仁豆腐。

心からごちそうさまでしたと言えるおいしさ。
さてさて、今回頂かなかった「うどんすき」を是非とも味わいにまた足を運ばなければ!
こちらのうどんすき。宅配でもお持ち帰りでも楽しむことができる。是非、遠方の方もお試しあれ。


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f1

美々卯 横浜そごう
横浜市西区高島 横浜そごう百貨店10F
TEL:045-465-5713
URL: http://www.mimiu.co.jp/mimiu/top.html
営業時間:11:00~21:30
定休日:不定休 (横浜そごう百貨店に準ずる)
平均予算:昼:1,500円 夜:5,000円
総合評価:star5
味の評価:star5
<雰囲気:star5
サービス:star4
コストパフォーマンス:star5

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