番外編 碧 国際通り松尾店 ~ステーキ@沖縄~ 静岡おいしいもん!!! | 静岡おいしいもん!!!三島グルメツアー

番外編 碧 国際通り松尾店 ~ステーキ@沖縄~ 静岡おいしいもん!!!

立地は、沖縄国際通りの県庁よりの1階。
観光の人通りは多いのだが、店の前には目隠しの柵があり、外の喧騒と隔絶した雰囲気を作り出す意図が感じられる。壁面には店名の碧(へき)のロゴがあるが、鉄板焼きステーキレストランという小さな看板を見逃すと一目見ただけではステーキハウスとは分からない。店内へも横のひっそりとした扉から入る。

92.外観
店内は、予想にたがわず、重厚で静かな作り。外の喧騒をひと時忘れて、南の海の海底にでもいる気分になる。思ったより広くてゆったりした感じでもある。このチェーンのこだわりは、コック、給仕さん、すべてが女性スタッフであること。その点でも落ち着ける。
92.店内
92.テーブル
ワインリストのストックはまずまず豊富。中でも目を惹いたブルゴーニュはローヌ地方南のLA CHASSE DU PAPEを選択。「法王様の小箱」という意味を持つこのワインは、まろやかな舌ざわりの中からとろけ出るような独特の香りが特徴の赤ワインだ。料理との相性が気になったが、結論からいえば、この香りで正解だった。お通しとして出されたのは、何とパパイヤのスライスらしい。珍しいが、雰囲気にもワインにもマッチする味。

92.ワイン
92.つきだし

ランチタイムメニューはなく、サーロインステーキと伊勢海老のコースを注文。牛肉は、ゴルファーの宮里藍さんの出身地、沖縄本島でも自然豊かな国頭郡東村の特産だそうだ。

92.サラダ
(1)サラダ
 
サラダは、普通に見えて、いわゆる「島野菜」と呼ばれる県産の素材入り。香りが強いが嫌味はない。








92.島豆腐
(2)焼き野菜
 
先ずは野菜を焼いてくれるのだが、ピーマンに混じって紅イモ島豆腐が、これまた沖縄特産品だ。島豆腐のぷりぷり感がたまらない。ともに栄養満点に違いない。








92.ピーマン

島豆腐と彩りのピーマン











92.伊勢エビ
92.エビ2
(3)伊勢海老
 
伊勢海老は、丁寧に炒めてカラに戻される。伊勢海老だけは、残念ながら沖縄近海では取れず、この店でも輸入品にたよらざるをえないそうだ。タルタルソースで頂く。玉ねぎも程よく甘い。

92.肉
(4)ステーキ
 
メインのステーキは、素材を厳選した県産品だけあって流石。軽く火を通しただけで、柔らかくジューシーな感じに仕上がっていて、脂っこいがくどみがなくかなり美味。スジもなく、均質な選ばれた肉質のよう。好みに応じて目の前でカリッと焼き上げてくれるガーリックチップも、肉を引き立てる。タレも純和風のポン酢仕立てのものがあり、安心。
 この店は、素材と丁寧な調理とホスピタリティが売りと見えて、ジャグリングのようなパフォーマンスは一切ないが、料理の説明も懇切で会話が途切れることがない。



92.ゴーヤ

(5)付け合わせ

肉を食べ始めると、ゴーヤーを焼き始めるのでおやっと思ったら、次はスクランブルエッグ。なんと、鉄板焼きで目の前で、ゴーヤーちゃんぷるーの出来上がり。少量だし、材料もよく選ばれているので、もしゴーヤー嫌いでも美味しく食べられそうだ。





92.デザート

(6)デザート

沖縄通の知る人ぞ知る「沖縄ぜんざい」。あっさりした小豆のかき氷みたいな感じで、冷たい食感がたまらない。沖縄では、沖縄そばを頼んでも、熱くないぜんざいが普通に付いてきたりするが、ここのぜんざいは、フランス料理の「グラニテ」効果もあり、格別。





92.コーヒー

(7)コーヒータイム
 
最後にコーヒータイムになって、ゆったり食後を楽しめる。

全体的に、沖縄県産品をふんだんに使い、他にも海洋深層水の塩とかオリーブオイルにいたるまで厳然しているらしいが、日々の努力の成果がまずまず、味として実を結び始めているようだ。
こだわり過ぎで値段も高めだが、女性スタッフだけによる気配りの店として、道向いの賑やかな競合店とは好対照だ。ともに、観光客や地元グルメを楽しませ続けてほしいものだ。


written by
m1

碧 国際通り松尾店
沖縄県那覇市久茂地3-1-10
TEL:098-867-8000
URL:http://www.heki.co.jp/
営業時間:11:30~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日:年中無休 ランチタイム設定はなし。
平均予算: 6,000円
総合評価:star4
味の評価:star4
雰囲気:star5
サービス:star4
コストパフォーマンス:star2

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