IIJmioのmicroSIMをnanoSIMへと切り出した話 | 迷った時は旅に出ろ ~自転車日本一周(完)~
お久しぶりです。
今回も旅とは関係ない話です。

●いきさつ
2年ほど使っていた携帯電話、Zenfone5(ASUS)にここのところ異常が見られるようになってきたため、そろそろ交換かな~と思っていました。

画面は液晶が割れて表示されない部分もあったけど、そこまで支障もなかったためずるずると使っていました。しかしここ1か月ほどはFacebookが立ち上がらなかったり、アプリアイコンが正しく表示されていなかったり、Wi-Fiを受信しなかったりと不具合が続出。

●さて、どの機種にしようか。
そんな折にFREETELからRAIJIN~雷神~というコスパ最強な機種が発売。
当初は雷神さんにしようとは思っていたんですけど、ちょっと初期不良があったりFREETELさんへの信用にもやや欠けるため見送りました。重そうだし、自分のライフスタイルからすると電池の持ちは求めてないかな、と。とは言え魅力的なのでしばらく様子見って感じです。

そうは言っても現在の携帯の不具合も収まらないためどうしようか…と色々調べていきついたのがHUAWEIのP9lite
発売から半年以上経つものの、スペック、安定性、価格、いずれもいまだ高評価だったためこちらを注文。

●おっきくて入らない!
ところがP9liteはSIMカードのサイズが違うんですよね。
Zenfone5はmicroSIM、P9liteはnanoSIMっていってさらに小さいSIMカードなんです。そう。大きくてスロットに入らないんですよ。

通常であれば発行元に連絡してnanoSIMを取り寄せるんです。2160円で取り寄せられるのですが、そのSIMが届くまでの24~36時間ほどは通話ができなくなります。(別に普段通話する人もいないからいいんですけど。)

●さて、どうしましょ。
まずは契約会社のIIJmioのサイトを確認。

変更には手続きが必要。  ですよね~。

しかしよくよく確認するとこんな一文が。
「サイズ変更する場合
大きいサイズのSIMカードから小さいサイズのSIMカードに変更する場合(microSIMからnanoSIMなど)、ご利用のSIMカードから切り取ってご利用ください。」

えぇぇ~!(自分で)切り取っちゃっていいんですね!!


そんな折に思い出した、SIMカードカッター
穴あけパンチみたいなものですね。
でもこれ取り寄せるくらいなら正規ルートでやりますよね。

そこでふと思った。
ってことは自分でカッターとかで切り出しちゃう人もいるんじゃないか。

調べてみたらけっこうヒットしました!
しかもハサミとかでバンバンやってます(笑)

失敗すると使えなくなるリスクはあるけど、どうせ取り寄せたって1日くらい通話できなくなるんでしょ。SIMが無くてもWi-Fiは使えるんだし、別に失敗してもすぐ手配すればいいかな~。って思って自分でカットしちゃうことに決めました。(夜9時)


●よし、自分もやってみよう!!
参考にしたのは下記サイト。

はさみでOK!SIMカード(microSIMからnanoSIMへ)のカット作業
iPhone5用のnanoSIMを作る & microSIMからのカット方法

一番気を付けなければならなかったのは3番目のサイトにあるように、Docomo系SIMを切り出すときにチップ部分を傷つけてはいけない。ということでした。

まずは正確な重要部分の位置を確認します。
SIMの裏からケータイのライト機能を使って照らし出すと、金色の接触部分の隙間から光が漏れます。参考サイトにあるように、真ん中に四角い基盤の部分があることがわかるので鉛筆でアタリをつけておきます。

定規になる台紙をプリントアウトし養生テープで固定。

↑金の接触部分に鉛筆でアタリをつけています。

次に切り出したい部分のうち、左右の部分からカッターで切り込みを入れ目印にします。切り落とすところまでやるのではなく、あくまで目安程度に。(油性ペンの線では自分にとっては太すぎるため、カッターの刃で線を付けた次第です。)
左右は余裕があるので、この線より少し遠い部分にハサミを入れ、微調整はカッターとやすりで行うことに。
長辺は12.3㎜です。
測ったら12.8㎜ほどあったので紙やすり(600番)で削って微調整。
ここまでは割と余裕です。

●ここからが気をつけないといけないとこ!
問題は上下、短辺の方です。
重要部分ぎりぎりを攻めないといけないので慎重に。
1つ目、3つ目のサイトが参考になります。
 
1㎜ほど余裕をもって目標より遠い場所をはさみで切り落とし、そこから少しづつカッターで切り落とします。


おっと。ちょっとやっちまいました。
黒いところが見えています(笑)
 でも傷つけてはいない様子…。

最後まで切り出して入れてみないと確認できないのでこの時は不安で仕方ないです。

これ以上はカッターでは危ないので紙やすりで少しづつ削り落としました。
上の写真では黒く見えている部分の左側もかなり薄くなっています。それくらい、ぎりぎりの所を攻めて削らなければならないようです。

下の部分がこれで決まったので、あとは上の部分を削ります。
台紙には8.8㎜とありましたが、P9liteのSIMスロットサイズは8.95㎜でした。
そこで上の部分もやや遠めから切り出して調整。
最終的に少し削りすぎて8.9㎜でフィニッシュ。

仕上げに斜めにカットする部分や角を丸くして収まり良く微調整。
よく見ると下の切りすぎた部分だけラインが斜めですね。
 
●さぁ、起動するのか!?
 
スロットに入れたところはこんな感じです。
なかなかいい納まり。


裏返すとこんな具合。

プラスチック面を削って薄くする必要もあるみたいだったけど、実際突っ込んでみたら入ったので自分はやらなかったです。


その後P9liteは無事SIMカードを認識!!
通話も通信も確認しました。
いやぁ~、できるもんですね!


●やってみた感想
当初思っていたほど難しくなかったですが、やっぱり途中で確認できないのは不安でした。
1㎜以下の微調整ができる人なら誰でもできる気がします。
 
道具はほとんど家庭にあるもの。
ノギスがあれば最高ですが、スロットにハメながら少しづつ削ればなくてもできるかもしれません。作業時間はゆっくりやっても1時間もかからなかったです。

とは言え失敗したら自己責任ですので、そのへんのリスクはご理解の上作業してください。
SIMカードは交換の際に返却義務がある会社もあるようなので事前によく調べたほうがいいかと思います。
 
もし不具合など見つかれば報告します。
それでは。