「北海道立北方四島交流センター」ってとこに行ってきました。
先日ウトロでお会いしたご夫婦に薦められ、職員の方も紹介頂いたので
きっとおもしろいお話が聞けるだろうと思い、訪ねることにしました。
紹介頂いた加藤さん(おばちゃんを想像しとったんやが、きれいなお姉さんでびっくり。)に説明してもらいながら館内をまわりました。
もともとアイヌ民族が住んでいた北方領土。
1645年にはラッコの皮を松前藩に納めていた記録があります。
一方ロシア人が千島列島(北方四島~カムチャッカ半島までの群島)のことを知った記録は1697年。
このことからも北方領土は日本寄りにあったことがわかる。と。
1875年、樺太千島交換条約により、樺太(サハリン)をロシア領にするかわりに千島列島を日本の領土にすることになりました。
長くなるので中略しますが、戦前1941年制定の日ソ中立条約を一方的に破り、ソ連軍が千島列島を占拠。
終戦後(!!)の9月5日までに北方四島を占拠。
これにより故郷を奪われ、追い出された日本人やその子孫が返還を求めているわけです。
…今は日本人は一人も住んでいないとか。
こっからは個人の意見です。
…国とは何ぞや?
歴史?人種?条約?言語?宗教?
歴史を知るのは大事やが、歴史にばかり執着していては未来が見えないじゃないかと思った。
また、友好的解決を…とか言いながら、「返せ!」とは何事か。
感情的になっていてはまた血を流すだけや。
ロシアも一方的に突き放す態度は良くないな。
もっとも、向こうの調査による歴史が見えないから判断しにくいが。
今はビザなし交流と言う、特定の人に限り、交流する機会をもうけ、互いのことを知る時間を作っているそうです。
暴力による解決はだれも願ってないし、日本人が追われたように、ロシア人を追い出すようなこともしたくない。
急がないで、ゆっくり解決の糸口を探しだしていけることを願います。
個人的には北方領土独立国家建設案を加藤さんに出しました。

バラライカ

マトリョーシカ
加藤さん!間違えました。テルミンでした!