さぁ。
今日も写真満載ですよ。
長いよー。
6月12日。
今日はどうやら晴れそうなので、
チャンスとみて予定より早く縄文杉を目指すことにした。
…が、さすがにもうあの坂は登りたくない。
ってことで、(渋々)バスを使うことにした。
4:20起床
5:06発のバスに乗る。1070円。片道。
バスで荒川登山口に到着。
さっそく出発~(6:05)
まずはトロッコ道をひたすら進まなければならない。
トロッコ道は昔、切り出した木を運ぶための
運搬と人々の移動のために整備されたもの。
大株歩道までの約8.1kmの道のりを、
通常、ガイドブックには、この縄文杉を見るためのコースは
約10時間と書いてあります。
山小屋もあるので、そこで寝袋で一泊して挑む人もいれば、
別ルートから入って、縦走する人もいます。
朝日が射してきた。
しばらく行くと小杉谷集落跡が見えてきた。(6:43)
小杉谷集落はほんの数十年前まで実際に
人が住んでいた場所や。
小学校跡や、井戸、家の基礎が残っていたが、
多くは屋久杉に飲まれつつあった。
文明が自然に飲まれていく姿を目の当たりにし、
自然の静かな強さを感じた。
いずれヒトの文明も自然に還る日がくるのだろう。
まだまだ…。
朝はさすがに多かった登山客も随分抜いてきた。
多くの集団はしっかり装備を整え、
ガイドをつけて挑むグループもあった。
おれはといえば相変わらずのナメた軽装で
軽快に、時にはリズム良く小走りで進んでた。
やっぱバスで来ると体力消耗しんから軽快やわー。
この木もすごいね。
途中何があったんやろ。悩んだ形跡?
ちなみに最初に訪れた、白谷雲水峡を
ず~~~っと進むと、このトロッコ道と合流します。
レールの下に咲く綺麗。
7:59
いよいよこっから山道か!?と思ったが、
すぐに木の階段が続く道になった。
歩きやすいけど、観光地化されすぎてる感じが
ちょっと興醒め。。。
20分ほどであるポイントに着いた。
ウィルソン株。
でっけぇ~~!
これ、むか~~しに、人の手で切られたんやと!
どうやってこんな太いの切ったん??
てか、どうやって運んだんやろ?
昔の人はホントすごい。ゴイスーです。
はい、中に入れちゃうくらい太いです。
中は大人5,6人は余裕で入れるくらい広い。
足元には水も流れていて、ほこらがあった。
そして上からは日の光が射している。
見上げると、そこには…!!
…!
ハーート
屋久杉が生んだ奇跡!
ウィルソン株に入ってすぐ
右手前から見上げると見えるよ。
あんまり分かってない人もいたけど。。。
見れたらなんだかいいことありそうな気がするよね。
ウィルソン株で最後の団体を追い越し、
いよいよ本日TOPに立つ。
さらに歩き続けること約2km。
とうとう。
とうとうやってきました。
太い!ついでに言うなら白い!
樹齢は7200~2170年。(計測方法によって様々。)
樹高25.3m
胸高周囲16.4m(直径5.1m)
ここの標高1300m
ここまでかかった時間、約3時間20分!!
勝った…(何に
)
ほぼ同時に居合わせた、カマタさんに出会う。
カマタさんは朝5時半頃出発したそうや。
すももを頂き、互いに休憩と記念撮影。
これは人の往来で根を傷めないようにするため
平成8年につくられたもの。
下の黄色ラインは、立ち止まらないように!ってエリア。
最初に追い抜いてきたみんながここにたどり着く頃には、
縄文杉との出会いを祝福してか、
うまい具合に空が晴れてきた
日が当たるとなお、綺麗で荘厳な雰囲気がした。
カマタさんは車で登山口まで来ていたので、
もし、帰りの車が捕まらなかったら、
山の麓まで乗せていってもらう約束をした。
…帰りはヒッチハイクを予定していましたので…。
さぁ。縄文杉も満喫したし、
後続グループも追いついてきたので先に出発。
追い越していったグループと次々にすれ違う。
タッタッタ~っと下山し、早くもトロッコ道。
ここまで来ればもうほとんど人もいない。
一人でこんな写真撮ったりしながら戻る。
休憩小屋でおにぎり食べてたら、屋久鹿発見。
↑この写真、もののけ姫っぽくてお気に入りです。
これが昔使われていたトロッコ。
そういえば縄文杉の手前で、ある一団とすれ違っていました。
彼らは上で一泊して、早朝に下山してきた年配グループ。
そんな彼らを帰りのトロッコ道で追い越したときは
さすがに驚かれたっけ。
「若いね~!」って。
そして登山口まで戻ってきました。
ここまで6時間と40分
10時間て何!?って感じ。
一番驚いてたのは自分やけどね(笑)
登山口にもどったのはいいが、
バスは数時間先まで来ないし、
ヒッチハイクしようにも、まだまだ下山してくる人もいない。
30分ほど待ったらカマタさんが追いついたので
麓の町まで乗せて頂きました。
そっからはバスで移動し、RHへ。
これで屋久島の主な場所はまわれたかなー。
まだまだいい所はたくさんあるけど、
先のこともあるので、今日を最終日として
明日鹿児島にもどることにしよう。

49位←49位