134日目 キャンプのこと | 迷った時は旅に出ろ ~自転車日本一周(完)~


迷った時は旅に出ろ ~今年は自転車 日本一周!~

父主催の、子どもを対象としたキャンピングスクール

第32回 「南飛騨自然塾」。

今年は28人の参加者が集まった。

ちょっといつもより多いかな。

夏の20~24日ってのは決まっていて、

かれこれ26、7年ほどやっている。

昔は春もやっていたんだ。

参加者は小3~小6ばかり。

たまに中学生も参加するが、子どもばっか。

おれは二日目の21日から参加しました。

うちのキャンプは子ども主体で進みます。

テント設営、火付け、薪割り、料理。

基本的に子どもだけのちからで生活します。

食事と食事の間に

こちらからロープワークや

ネイチャーゲーム (調べてね。)

クラフト、水あそび、諸々のアクティビティ

なんかを提供します。

食事に関しては

4泊5日にしては十分な食材を用意しています。

冷蔵庫もあります。

でもそれらをどう使うかは子どもたちの勝手。

色々失敗しながらも、

その中から必要なことを学んでいきます。

伝えたいのは

「失敗を恐れないこと」と

「生活力」です。

うちのキャンプは失敗して困るのは子ども自身。

大人は これ以上はヤバイな…ってとこまで

手をださないように努めています。

失敗は成功の母である って誰か言ってたけど、

まさにそのとおりで、

失敗を恐れずチャレンジして

そこから多くを学んでほしいのです。

そこから日々の生活力をつけていってほしい。

便利な世の中は人が本来できたはずの

能力を奪いつつあります。

限られた環境下ではアイディアがモノをいいます。

そのためには思考の幅を持つことが大事。

悲しいかな学校では

答えはひとつのことがほとんど。

でも生活していく中では

そうじゃないことがほとんどじゃない?

正解はいくつかあるもんでしょ。

正当、不当はあっても。

この食材で何をつくろう。

なんてのは普段の生活に十分使える

トレーニングになります。

アクティビティでは

目隠ししてしゃべることなく○○の順に並ぶ

とか

胸の高さに張ってあるロープを

丸太1本使って全員が越えましょう

とか

火を効率よく立ち上げるには

いろんな目的別の結び方

…といったことをやります。

おれはBrind line up(いちばん上のやつ)

みたいな目隠し制限モノが好き。

いろんなことを通して

コミュニケーション能力や発想力を刺激します。

大人は答えを教えるんじゃなくて

選択肢をたくさん与えるようにします。

あくまで決定権は子どもにあるようにします。

そうすると子どもは悩むんよね。

考える。

これが大事なんやと思う。

おもしろいことに子ども自身は遊んでるだけですが

帰ってから、そのお母さんから連絡が来る事があって

以前より手伝いをするようになりました~

なんてのはざらにあります。

この5日間で確実に変化は起こっています。

迷った時は旅に出ろ ~今年は自転車 日本一周!~

今年の傾向は

なんだか右から左…な感じ。

時間が押してるぞ~!

って言っても、5分後にはもとのペースに戻ってた。

なんかねー、

みんながみんなそうじゃないんだけど

やっぱ親の顔が見えてくるんですよ。

あ、この子の親はお手伝いさせてないなー

とか

家庭で会話が少ないのかなー とか。

前にもブログで書いたけど

最近の子どもは…じゃなくて

最近の親は… なんだよね。

だからこそ

ウチだけじゃなく、色んな所で色んな

経験を積みながら育った

大人が居て欲しいと願ってしまいます。


迷った時は旅に出ろ ~今年は自転車 日本一周!~

こんな風に書くけど

おれだって全くもって完璧なワケはない。

でもおかげで被災したりすることは

多分他の人に比べて怖くは思っていない。

この旅もそう。

あんまり不安はなかった。

色々考えながら

限られた環境下での旅が楽しい。

生活力があればさ、

貧乏旅でも生きていけるんやわ。

え~と、書きたいことは

こんなことじゃなかった気がするけど

もっと伝えたいことはいっぱいあるんやが

独りよがりになるんでこのへんで。

長くなったな。

オヤスミナサイ。

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