日本には各地に美しいと感じる風景がある。
ひとつは自然そのものの美しさ。
これはおそらく万国共通の普遍的な美だと思う。
ひとつは歴史を持つ美しさ。
例えば古代建築には、今そこにある造形の美しさと
その背景にある長い歴史そのものにも
美を感じているはずだろう。
今日、田んぼが続く風景を見て
きれいだなぁ…
って思って、なんでやろ?って考えた。
外国人は日本に来ると
田園風景を写真に撮る人がいる。
日本らしい美しさがあるからだと言う。
この日本らしい美しさには生活がある。
人々の営みがある。
緑の稲の絨毯は自然の美しさと共に
人の生活そのものと
人間の長い歴史がある。
…そう思った。
日本にはまだまだ残すべき美しさが
足もとにあることに気付いていきたい。