キングコングの西野亮廣氏とホリエモンの共著、『バカとつき合うな』がとても面白く、本屋で一気に読破してしまいました。(買わなくて、すみません。。。)
二人とも既存のシステムに同調せず、面白いと思ったことをどんどんやって、社会に影響を及ぼしたりして、とにかく大きな舞台で表現していくひとなのだなぁと改めて思いました。
私は、表現者を、クリエーターとアーティストに分けて考えています。
上の2人は紛れもなく、クリエーターです。
クリエーターは、ITや広告業界に携わる表現者というイメージがありますが、元々は、造物主や創造主という意味があって、神のような存在を言います。
一方アーティストの元々の意味は、技術者や手仕事の熟練者です。英語で"ART"という言葉は、芸術や魔術を指しますが、どちらにしても人間が行うことを意味します。
ちなみに英語の"ART"の反対語は、神が創ったものを意味する"NATURE"(自然)です。
(増毛でおなじみのアートネイチャーって、その両方ってことかしら?!それって、最強?!)
今、私もブログを書いてますが、現代は一億総表現者時代。地球規模でいうと、ウン10億総表現者な訳です。おそらくスティーブ・ジョブズは、これを望んでいたんだろうなと思います。ネットさえあれば機会均等、一部のお金持ちやコネのある人間だけに表現権が与えられるのではなく、より多くの人が表現できる機会があれば、世の中きっともっと面白いアイデアが生まれてくる筈。「既得権益なんて、クソ喰らえ!」
ジョブズ氏は、きっとそんなスタンスで、表現の土壌を耕したのだと思います。
ジョブズ氏も非常に魚座的な人だと思うのですが(現に魚座なのですが)、このことについてはまた改めて書こうと思います。すっごい面白い話があるので!笑)
さて、クリエーターとアーティストについて。
現代クリエーターというのは、メディア上で何か創る人に止まらず、社会に変革を促す、新しい価値や生き方を生み出す人という捉え方がされています。
私にとってクリエーターは、実社会にアプローチしていくという点から、シラフの世界に住む人って感じがするのです。もちろん、クリエーターでも酒飲んで狂ったりすることもあるだろうけど、あくまでシラフの世界で自分を表現していけると思うのです。
一方でアーティストは、酔ってる!笑)
アーティストって、テレビを見ない人とか新聞読まない人とか、世間の情勢や流行に疎かったり、いまだにガラケー使ってたりする人多くないですか?笑)自分も、そういう意味では、アーティスト肌です。笑)
美しいものを求めたり、表現したりすることは、アーティストにとってほとんど本能的欲求なので、儲かる儲からんとか、いいねの人数を稼ぐみたいなことに重点を置かず、ただただそれを追求していくようなところがあるんだと思います。アーティストって、病的だったり、ネガティブだったり、不器用だったり、非合理的だったりする人が、自分も含めてたくさんいそうです。
また、両者共に独創性があると思うのですが、クリエーターの方は集団の中に混じりながら、あえて人と違うことをするという性質があって、アーティストの方は集団に混じれない異質さを元々持ってる(あるいは培ってしまった)という感じがします。一言で、クリエーターは計算する、アーティストは天然であるとも言えます。
クリエーターとアーティスト、どちらも、すごく世界にとって必要な人材だと思うのですが、どうも最近、クリエーター推しが強過ぎませんか???マネタイズが上手い人が表現者としてもてはやされる風潮って、あんまり美しくない気がする。。。
もはや、クリエーターではなく錬金術師と呼んだ方がふさわしいかもしれません。錬金術師が増えると世界に偽物が多くなる気がします。
(錬金術は、人間が絶対作れない物質である「金」を作る試みのことで、つまりは偽物を作ることになる。マネタイズは貨幣の鋳造という意味もあるけど、錬金術とマネタイズ、2つの言葉を重ね合わせて考えると、ちょっと面白い。)
マネタイズやいいね稼ぎするためには、大衆受けすることが成功の鍵になる。
でも、一般受けしないニッチな独創性がなければ、本当に世の中、クソつまらないと思う。
たくさんの人を、独創的なアイデアで口説き落としてマネタイズさせるクリエイターもいれば、大衆心理に迎合してマネタイズさせるクリエーターもいる。
もちろん、前者の方が素晴らしいけれど、どちらにしてもマーケティングの要素があって、すごくシラフな感じがする。
世間がどうとかではない、個人的な感情や感覚や本能から生まれる、酔ってるものがなくなったら、本当に世も末だと思います。
ところで、クリエーターとは、新しい価値を生み出す人だということを書きながら、哲学者のニーチェを思い出しました。
ニーチェは、私が哲学者の中で、最も好きな人です。
なぜなら、酔ってるから!笑)
普通、哲学者って、理路整然としてなきゃいけないし、それこそシラフで公平に物事を見て、考えないといけないのに、ニーチェは、何か酔ってる。
気が狂ってでも、喜びに生きようとしたニーチェの心意気には、もう本当に感銘を受けます。
やっぱりニーチェは、半分哲学者、半分芸術家なのだと私は思ってます。
そんなわけで最近買った本です。
↓
ニーチェの名著「ツァラトゥストラ」の、100分de名著のテキストと、"絶望名人"と呼ばれるフランツ・カフカやドストエフスキーらの"絶望名言"を収録した本。フランツ・カフカの言葉があまりにも突き抜けていた。
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「ぼくは人生に必要な能力を、なにひとつ備えておらず、ただ人間的な弱みしか持っていない。」
「無能、あらゆる点で、しかも完璧に。」
もう、、、大好き。
それにしても、私の場合、「バカと付き合うな」は買わなくて、この2冊は買っちゃうんだな。お金よ、君はどこに向かっているのか。。。
