抜釘手術の後、右手の指の痺れが続いているので「運動神経伝導検査」という検査を受けた。
検査技師のお姉さんは美人でスタイル抜群だった。
手のひらの三箇所に電極を付けられた。
「この検査した事ありますか?」
「いや、だいぶ前にやった事あった様ななかった様な...」
スタンガンぽい奴を手にしながら
「ちょっと電流を流すんですが」と心配そうにお姉さんは言った。
「え?そうなんですか?(聞いてないよ)」
「ちょっとビリッとしますよ」
「そ、そうですか...(ドキドキ)」
「まず痺れていない方の左手からやって行きますね〜」
お姉さんはスタンガンを手首に当てた!
「(ビリッ)んック...うぉぉ」
「このくらいの電流です」
「ふぅ...電流を強める事はありますか?」
「深い所にある神経を調べる時は強める事もあります」
「そうですか...心の準備の為に聞いただけです」
お姉さんが左手の手首、肘の内側、二の腕にスタンガンを当てる度に
「おぉぅ」と声がちょっと出て脚がピョコンと跳ねてしまう。
「次、右側やって行きますね〜」
お姉さんは右手に電極を付け変えた。
ビリッ!うッ!ピョコンを繰り返しながら私は確信した。
「あ、この検査やった事ありませんわ初めてです」
「そうですよね~やってたら覚えてますよね〜(笑)」
こんな綺麗なお姉さんになら電流を流されても我慢出来るだろう。
不細工に何かされるのは暴力で美人にされるのはプレイだ。
むしろ男の人なら嬉しいに違いない。
いやこの検査をした人全員にアンケート取った訳じゃないが。
そして検査結果は「なんぼか」悪いけど「そんなに」ひどくない、との事だ。「なんぼか」良くなる為に就寝時に装着する装具を作った。だんだん装備品が増えていく。いずれは人型ロボに入る事になるだろう。
ドモアリガットミスターボロット。