ショートコント『糸』





(眼科の待合室)

看護師A「問診票の確認をさせて下さい。」

患者「はい。」

看護師A「この、目の前に糸の様な物が見えると言うのはいつからですか。」

患者「つい先ほどからです。」

看護師A「おうちでは見えましたか。」

患者「いいえ、ここに座ってからです。」

看護師A「そうですか...」



(待合室を見渡す)



看護師A「少々お待ち下さい。」

患者「はい。」





(ちょっと離れた所で別の患者から話を聞いている看護師Bの前に行く)


看護師A「すみませんがその相槌やめて頂けますか?」


(※看護師Bはニッチェ江上風)








患者「あ!消えた!」










既視感をおぼえたね。