↓前回の流れ
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漫才「続・さくらまつり」
ピー君ズィー君「どうも~!カーエレメンツです!」
ズィー君「桜、見事だったねー?」
ピー君「お陰でバイトも大忙しで。」
ズィー君「例のバイトまだやってるの?」
ピー君「桜と共に北上しています。」
ズィー君「さすらいのイベンターか!もう俺を誘うなよ。」
ピー君「え?あんなに割がいいのに?」
ズィー君「え?逆に聞くが、人を疑うようにならないか?俺、一度付き合っただけで、もう全てのイベントを信じられんのに!」
ピー君「いいえ、自然な演技が身に付きました。」
ズィー君「そりゃ良かったな!俳優になるといい。」
ピー君「ありがとう!将来の展望が見えました!」
ズィー君「(独り言)多分こいつはさげすみや皮肉など知らずに育ったんだな!羨ましい...」
ピー君「ありがとう!育成環境を褒められて幸せです!」
ズィー君「ウッ...純粋で真っ直ぐだからサクラにも真っ直ぐなんだろうな...」
ピー君「ありがとう!性格を褒められて嬉しいです!」
ズィー君「(ワナワナする)俺のドロドロした感情なんか理解出来ないんだろうな...」
ピー君「ありが」
ズィー君「そこでありがとう違う!!お前の純粋さはもはや暴力だよ!」
ピー君「うわぁカッコイイ!優しさは罪みたいな〜。声に出して読みたい日本語リストに入れようっと!」
ズィー君「落ち着け落ち着け、今は漫才中だ...そうだこいつは外国人だ文化が違うんだ...」
ピー君「えっ?どうして分かったんですか私がピッポン人だって!」
ズィー君「おい!やっぱりピッポンは外国だったのかー!」
ピー君「いや~変に気を使われたくないので今まで気を使ってましたよ。」
ズィー君「一体どんな気づかいが!とっとと帰国してくれよ!」
ピー君「それはできません!ピッポン代表として新たな任務がありますので。」
ズィー君「まだ何か企んでいるのかピッポン人め!」
ピー君「丁度これを紹介しようと思ってたんです!」
(上着を脱いでTシャツを見せる)
ズィー君「何だこれ?読めねえな、どこの国の言葉だ?」
ピー君「多言語で注意書きが書かれています。」
ズィー君「だからなんて書いてあんだよ!」
ピー君「桜の枝を折るな、木に登って揺さぶるな、痰や唾を吐くな、ゴミを捨てるな、行列に横入りするな、その辺で子供に排便させるな、など書いてあります。」
ズィー君「今しれっと聞き逃せない事言ったな!最後の何だよ!」
ピー君「一応入れときました。色々な方が居ますので。」
ズィー君「ハッキリ対象が限られているぞ!」
ピー君「日本大好きピッポン人として出来る事をしたいのです!」
ズィー君「それは日本人としてお礼を言うが、この注意書きの対象者はピッポン人と日本人の違いが分からないだろうな。逆ギレされたらどうする?」
ピー君「日本人と間違われたなら本望です!」
ズィー君「いやもうお前の純粋さが怖いよ...」
ピー君「桜を愛しサクラも愛す私達に越えられない壁はありません!」
ズィー君「危険をかえりみずこんな任務を遂行するのか!見直したぞ!」
ピー君「あ、言い忘れましたがこれを着用するのはご当地キャラです。これは試作品です。」
ズィー君「な、何だとお前じゃないのか!すげー熱く語ってたのに!」
ピー君「のぼりもあります!」
(同じ注意書きがある派手なのぼりを出す)
ピー君「ご当地キャラには、このTシャツを着てのぼりを持ち会場内を回ってもらいます!」
ズィー君「お前が着るんじゃないならピッポンだろうが日本だろうが関係ないだろうが!」
ピー君「ご当地キャラの中の人は屈強な男子が条件です。」
ズィー君「さっき少し涙ぐんだのが恥ずかしいよ!」
ピー君「全てSNSで世界中に発信されるでしょう。」
ズィー君「色々と話題にはなりそうだな!」
ピー君「サクラ友の会の皆さんが発信してくれます。」
ズィー君「サクラ友の会!それこそサクラの仕事だ!」
ピー君「つまりインフルエンサーですね。僭越ながらこの人選は手がけました。」
ズィー君「お前プロデューサーだったのかー!」
ピー君「はい!バイトリーダーから上り詰めました。詳しくは『イベントプロデューサーPが教えるイベントで儲ける方法』を検索して下さい。」
ズィー君「ますます純粋さから離れて行く!俺の感動を返せ!」
ピー君「キミが純粋と信じていたモノなど芸能人のスキャンダルに等しい。」
ズィー君「何名言ぽい事言ってんだよ!」
ピー君「『バイトリーダーからイベントプロデューサーまで上り詰めた男の名言集』から引用しました。」
ズィー君「名言集まであるのか!もうお前が遠く見えるよ...」
ピー君「友人が遠く見える時、友人もキミを遠く見ている。」
ズィー君「そうなのか!」
ピー君「You達、重機や船舶のスキルはつぶしが効くから取っちゃいなよ!」
ズィー君「お前誰だ!」
ピー君「ところでズィーメンバー、ご当地キャラに入るバイトに興味ない?」
ズィー君「もういいよ!」
(この漫才はあくまでもフィクションです)