二年前の過去記事から



「乗ってますよ!」






路線バスがバス停に停まる。


いつものように乗客を乗せて出発する。


運転手が、次のバス停のアナウンスを流す。


誰もピンポン押さない。


「あ、お降りの方いらっしゃいませんか~?」と運転手がマイクで問う。





ふと、運転手は隣を走る車を見て仰天し、突然外に向けてスピーカーを切り替え・・

「あ、突然失礼します。あの~、ネギ乗ってますよ!」

「あの~、車の上に、ネギ乗ってますよ!」

と、その車に向かってアナウンスを始める。





乗客はみんな、何だ何だと窓の外のその車を見る。





隣を走る軽自動車の屋根に、ネギの束が乗っている。





車内は大爆笑。





軽自動車のおばさんは、あわてて車を脇に寄せて、降りて、屋根のネギを確認する。

「やあだ~!」とか言って真っ赤になって、ネギを降ろす。





車内は大爆笑。







そのあと、そのバスの乗客は物凄く和みながら、笑顔で出勤したのは言うまでもない。










(※実は実話です)