(書き物をしている医師)




看護師「先生、また患者さんですが。」

医師「あ〜、順番ですのでお待ちいただいて。」

看護師「先生、また例のタイプなんですが。」

医師「あ〜、キミの権限で何とかしなさい。」

看護師「分かりました。」


(医師、書き物を続ける。)









(カーテンの向こうの声)


看護師「怪我の状態が判断出来ないので、流水で洗って欲しいのですが。」

女「イヤ~絶対イヤ~!ピヨC助けてぇ〜。」

男「ゆんゆんの傷は水じゃ落ちないと思う。」

女「例え落ちてもイヤ~!!ピヨCもっと言ってぇ~。」

男「ゆんゆんが嫌がる事はボクがさせないぞ!」

看護師「それでは消毒薬を吹き付けてもいいですか?」

女「えー、しみるのイヤ~!!ピヨC何とかしてぇ~。」

男「その消毒薬って問題のヤツじゃないの?何かあったら訴えてやる!」

看護師「(ウンザリした顔)消毒しないと治療出来ませんから!」

女「あ〜2時間かけたのにそんな〜!!流れちゃう〜」

男「そんな強引な治療していいんですか?訴えてやる!」

女「そこ関係ないとこ~!!ピヨC助けてぇ〜」

男「ゆんゆんが2時間頑張った力作を破壊する権利があるんですか?」

看護師「(チッと舌打ち)あなた本当に怪我したんですか?」

男「患者を疑うんですか!」

女「本当に怪我してるもん!ほらここ〜!」

看護師「どれが本物の傷か分かりかねますね!」

女「怪我してるもん!痛いよ〜ピヨC助けてぇ~」

男「ゆんゆんがこんなに痛がっているのに!」

看護師「それでは当院では治療出来ませんのでお引き取り下さい。」

男「治療拒否するんですか?」

女「怪我してるって言ってるのに!」

看護師「怪我してるんじゃなく、汚しているんです。」

(ゆんゆん&ピヨCはつまみ出される)

男「訴えてやる~!!」









(ハロウィンの傷メイクはネットからお借りしました。)






(書き物をしている医師の独り言)

医師「怪我してるんじゃなく、汚している。メモメモ...」











↓ピンぼけなのは化けモンの仕業