過去記事チョココントをクラス全員に歳の数だけ配ります。銀のエンゼル5枚でお餅屋と缶詰め工場の見学が出来ます。金のエンゼル1枚でお餅屋と缶詰め工場のオーナーになれます。黒のエンゼルでお餅屋の缶詰め労働が体験出来ます。
コント「届いちゃった!」再び
アパートの一室。男が友人と携帯で会話している。
「何?お前貰ったの?え、二人から!マジ?・・・なんだ、姉ちゃんと母ちゃんか・・・あのなそれ、弁当と同じだから。(いいな、俺はそれすらもない・・・)」
「何?お前の姉ちゃんマジウケる~!『あの~、これ、受け取って下さい!私の気持ちです!』って渡されたの?(それ、されてみてえ~!)」
「母ちゃんのも、靴下に入れて枕元にあったって?それ2ヶ月前のイベント!または10ヶ月先の!(面白い母ちゃんでいいな・・・)」
「え?俺?俺はまあ~、まあな・・いいじゃないか、人の事は。バカやろ、何も隠してねえよ!うん、これからトラック到着する予定なんだ!俺んとこ、路地狭いから大丈夫かな~。今年もご近所に迷惑かけちゃうな!(チクショー、今日に限ってゴーストタウン並に静かだぜ・・・)」
「それより、明日耳鼻科予約しなきゃな!何でって?鼻血鼻血!食い過ぎて止まんなくなる予定だから!(いつも見栄はってティッシュ詰めてるけどね・・・)」
「健康のため、血糖値の上昇を緩やかにするお茶も箱買いしているんだぜ!全く段取り大変だ!(そうだ、ヒロシ叔父さんにあげようっと・・・)」
「そう言えば、亮太のとこにアイツ来たんだって?・・・うん、喜んでいいのか悲しんでいいのかって言ってたな・・・(やべえ、俺んとこにも来るかも?)」
「だってん亮太んち、去年も来てんだぜ!こえー!きっと、アイツのお届け先リストに載ってるんだ!調べられてんのかな?(俺も見られてるのかも知れない・・・ゾワ~!)」
(ゴト!ドスン!)
「ン?なんかドアのとこで音した!トラック来たかも?わりぃ、ちょっと見てくる。一回電話切るから。(ま、まさか?)」
ドアを開けて、一度見てすぐ閉める男。
「今、あったな!確かにあったな!」
再びドアをそうっと開ける。周りを確認してブツを持ち、部屋の中に入る。その手には・・・
「届いちゃった黒いランドセル~!」
ふたを開けて中を見る。
「やっぱり入ってるチョコ菓子いっぱ~い!」
一緒にあった紙を手に取る。
「受け取って下さい。私の気持ちです。伊達直人。やっぱりアイツからだ~!」
電話が鳴る。さっきの友人から。
「もしもし。え?何の音だったかって?もう正直に言うよ!・・・そう、届いちゃったよランドセル!」
ランドセルを振り上げて叫ぶ男。
「あ~あ!俺もとうとう、都市伝説の仲間入りだよ!伊達直人からランドセルに入ったチョコ届いた奴は、一年間ボッチ決定だってなー!もう、鼻血出る程食ってやる!トクホのお茶飲みながら!」