りんご「・・ねえ、この顔ってさ。」


トマト「ああ、言いたい事は大体わかるよ。」


みかん「そうそう、可愛くないわよね~!表情がワンパターンだわ!」


り「俺、今怒ってるんだけど!」


ト「僕なんか、半べそなのに・・。」


み「あたしは笑ってるよ!自嘲ぎみにね。」


り「いくら野菜売り場に大量においてあったシールだからってさ!」


ト「好きなモノ(りんご・柿など)に貼ってね♪と書いてあったんだって!」


み「え~、あたしは入ってないの?」


り「お肌がツルツルの方が貼りやすいからな。」


み「なんですって!そりゃシール馴染みは悪いけどさ!」


ト「まあまあ、怒らない。どうせ今日だけの喧騒さ!」


り「オレンジ色でツルツルしたかぼちゃ、見飽きたな。知ってるか?アレ、食えないんだぜ。」


ト・み「え~!観賞用?」


り「食う奴は別の種類なんだ。知ってるか?O泉Yは、かぼちゃ嫌いなんだぜ! 」


ト・み「え~!イメージダウン!」


り「口ン中の水分みんな持ってかれるって言ってたぜ!」


み「その点、あたしは水分タップリよ!」


ト「僕なんか嫌いな女子はモグリさ~♪」


り「知ってるか?俺はキティの体重計測にも使われたし、悪魔にも好かれてるんだぜ!」


み「そうよね、かぼちゃがなんだ!」


ト「そうだそうだ!どうせ今日だけの喧騒だ!」


り「俺達はかぼちゃじゃない!」


み「O泉さんのお口の水分奪うもんですか!」


ト「アイツらには、医者を青ざめさせられないだろう!」








(♪ピンポーン!)




り「アレ?客が一杯来た!」


ト「全員化け物だ!」


み「悪趣味ねぇ!」


り「なんだ、シール仲間増えたぞ!」


ト「きみ誰?・・ああ、パプリカ君・・。」


み「そのお肌にシールは無理でしょう!キウイちゃん・・。」


り「アホかと思ったら、アボカド野郎か・・。」








全員「はよ終われ~!この騒ぎ!!!」









↑田舎の店にはアボカドがなかったので、「食える」かぼちゃに変更しました。