コント「お年玉2」



祖父の枕元で困り果てる二人の子供。


「お前達、もう締め切るからな。」


「お祖父様、あともう一回チャンスを下さい!」


「もう眠らせてくれ!どうせ、大したネタじゃないだろう。」


「すぐ済みます!坊さん二人で和尚がツー!」


「くだらん!定番のパクリだ!」


「かどまさん二人でカドマツー!」


「時間の無駄だ!さっさと諦めろ!」


「お祖父様!そこのところを何とか!」


「ア、いいの思い付きました!羊のいち字を書き初メイ!」


「男二人で凧上ゲイ!」


「初夢が悪夢になる!やめろ!」


布団をかぶる。


「ア、お祖父様、起きて~!」


いびきをかき、寝る祖父。




そこへお祖母さんが入って来て言う。小さな声。
「もうお祖父さんを眠らせてあげなさい。私があなた達に第二のチャンスを与えましょう。」


「何々?おばあ様!」


「声が大きい!明日、傑作書き初めを書いた者には、私から賞金をあげます。」


「ヤッタ~!おばあ様大好き!」


部屋を出る三人。




・・続くかも。