万太郎さんのリクエストで、「血液型性格判断・占い」の事をコタコタにしました。引用ばかりですみません。自分の言葉より雄弁と判断したものですから。
始めに、この方の記事をどうぞ。

http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=7460





さらに、「しがらみ」を科学する 高校生からの社会心理学入門/山岸俊男著には、こうあります。(概略)



「予言の自己実現」とは、人々がある期待を持って行動すると、結局その期待通りの結果が生まれてしまう。

著者がいくら統計的な研究結果を示しても、納得しない学生がたくさんいる。何故か?自分の個人的な経験や、友達とか自分自身の血液型と性格については、やっぱりあたっていると思ってしまう。何故か?

「A型の人はこういった性格の持ち主だ」という情報を読んだり聞いたりする時、まず「本当かな?」と考える。そして、そういった性格をもったA型の人を思い出すと、「あ、やっぱりそうなんだ」と思って、その情報を正しいものとして受け入れる。だけど、その時に、その逆のことはしない。たとえばA型なのに、そういった性格ではない人を思い出そうとしない。つまり、あたっている人だけを思い出そうとする。 

また、血液型性格判断に書いてあるような性格特性は、誰でも多かれ少なかれ持っているような性格特性なので、「あたってる」と思ってしまう。たとえば「O型の人は自分の目標を追求する」と書かれていれば、自分はO型で、目標を何とか手に入れたいなーと思っているから、やっぱりあたっていると思う。自分自身や自分の知っている人にあてはまる事で、正しいと思ってしまう。日常生活の中で一致する例を見つけるたびに、「あ、やっぱり○○ちゃんはA型だからそんなことをするんだー」ということで、ますますあたっていると思い込むようになる。

その逆に、血液型性格判断にあてはまらない行動をしたりする人に出会っても、そうした人の行動をわざわざ血液型に結びつけて考えることはしない。だから客観的にはあたらない場合の方が多くても、主観的には「いつも」あたっていると思ってしまう。

さらに先に示した「予言の自己実現」が起こる。というのは、血液型性格判断に根拠がないのに、信じている人の性格が、ほんとうにその通りになる場合もある。みんながあたっていると思い込むことで、ほんとうにそうした性格特性を知らず知らずのうちに身につけてしまう。自分は何とか型だからこういう時にはこういった行動を取るんだよねと思い込んで、ほんとうにそうした行動を取るようになってしまう。また、○○ちゃんは何型だから、やっぱりこういう性格なんだねって言われ続けると、そういう性格を身につけてしまう。

これは血液型に限らず、回りからの偏見にさらされていると、ほんとうにそうした偏見に応じた考え方や行動をするようになってしまう可能性がある。偏見やステレオタイプが予言の自己実現を生み出してしまうことには気をつけなければいけない、と筆者は警告する。人種差別、いじめ、格差、ニート…世の不条理を解き明かす。社会心理学を学ぶことで、青年が社会に必要以上の不安を持たないで済むように願う、理系頭にお勧めの本だった。



あー、つまり、私は血液型なんてどうでもいいって事だよ!ついでに言えば占い全般ね!こんなもんで許してちょんまげ万太郎さん!