「簡単折句講座」
自己流で書いている私です。折句には季語もありませんし、文字数も自由です。
講座というのはおこがましいのですが、私がこの頃やっている方法を紹介します。
教材として、9月12日に発表したこの作品をどうぞ。
うちの猫話すの!
ちょうど今話してたの
のど鳴らして話すのホントよ
ね転びながら私と話すの!
こんにちは今日も可愛いね
はなし上手の褒め上手
なな歳同士のガールズトーク
す敵な空耳無敵な猫耳
のぞみは人間やめる事
よの雑音猫耳でふさいで
私は常々、犬猫に入れ込むあまり端から見たらイタイ飼い主さんを、おちょくりたいと願っていました。それでテーマが決まりました。
まず、「うちの猫話すのよ」を平仮名にして縦書きします。これは女の子の妄想風にしたら面白いかな?とイメージが決まります。もし「うちの猫話すのさ」としたら、男子になります。実際、犬バージョンのシニカル折句も別の記事に書きました。(「ペット馬鹿折句再び」参照)
最初の「う」に続く言葉は、縦書きの文章とほぼ同じにしました。これは考えなくて良いので楽です。
次に「ち」・・・何も無いところから言葉をつむぐのは、大変ですよね?そこで、パソコンなり、スマホなり、タブレットなり、電子辞書なり、国語辞典なり用意して「ち」でヒットした単語をピックアップします。私のスマホなら、ちょっと、ちょっぴり、ちょうど、ちやほや、チラッ、小さい、違う、挑戦者、力、知識、注目、中継、地下、地図、直接、チキン、地球上、チケット、父親、ちっぽけなど(まだありますが)ヒットします。国語辞典でも同じ事です。言葉のサンプルが多い方が選択範囲が広がりますが、多すぎても面倒になります。
女の子が誰かに妄想を語る感じに・・独り言かも知れませんが、一行目の「うちの猫話すの!」「ちょうど今話してたの」が自然に文章がつながるので、「ちょうど」を選択します。この時、文章がつながるのなら、別の単語を選択しても構いません。色々なパターンを考えます。
同じように「の」も、ヒットする単語をピックアップします。一行ずつ、文章がつながる単語を選択し、何種類か作ってみて、決定します。
私はシニカル折句ちゃんとして「妄想、現実逃避、皮肉」で構成してみましたが、これを、明るくほのぼのしたイメージにする事もできます。そういう単語を選択して、文章をつなげる。この繰返しです。漢字やカタカナに変換出来る部分は変換します。声に出して読んでみて、不自然な表現はないか、読みづらくないか確認します。読みやすいと、出来上がった作品がいとおしくなります。もっと横の文章を長くしても、短くても構いません。互い違いに長短も面白いですね。箇条書きのように、わざとつながないのもありですね。
単語を上手く生かすには、普段から語彙を増やす訓練をします。参考資料は、書き言葉ならネットより書籍、新聞等の方が、誤用されている可能性が低いです。私はそぎ落とした文章が好きなので短歌、川柳、俳句やエッセイを参考にします。好きなアーティストの歌詞から引用したり、漫画なんかも面白いですね。
簡単という割には簡単でもなかったかも知れません。でも慣れたら楽しい折句の世界。あなたも、よろしかったらどうぞ。
自己流で書いている私です。折句には季語もありませんし、文字数も自由です。
講座というのはおこがましいのですが、私がこの頃やっている方法を紹介します。
教材として、9月12日に発表したこの作品をどうぞ。
うちの猫話すの!
ちょうど今話してたの
のど鳴らして話すのホントよ
ね転びながら私と話すの!
こんにちは今日も可愛いね
はなし上手の褒め上手
なな歳同士のガールズトーク
す敵な空耳無敵な猫耳
のぞみは人間やめる事
よの雑音猫耳でふさいで
私は常々、犬猫に入れ込むあまり端から見たらイタイ飼い主さんを、おちょくりたいと願っていました。それでテーマが決まりました。
まず、「うちの猫話すのよ」を平仮名にして縦書きします。これは女の子の妄想風にしたら面白いかな?とイメージが決まります。もし「うちの猫話すのさ」としたら、男子になります。実際、犬バージョンのシニカル折句も別の記事に書きました。(「ペット馬鹿折句再び」参照)
最初の「う」に続く言葉は、縦書きの文章とほぼ同じにしました。これは考えなくて良いので楽です。
次に「ち」・・・何も無いところから言葉をつむぐのは、大変ですよね?そこで、パソコンなり、スマホなり、タブレットなり、電子辞書なり、国語辞典なり用意して「ち」でヒットした単語をピックアップします。私のスマホなら、ちょっと、ちょっぴり、ちょうど、ちやほや、チラッ、小さい、違う、挑戦者、力、知識、注目、中継、地下、地図、直接、チキン、地球上、チケット、父親、ちっぽけなど(まだありますが)ヒットします。国語辞典でも同じ事です。言葉のサンプルが多い方が選択範囲が広がりますが、多すぎても面倒になります。
女の子が誰かに妄想を語る感じに・・独り言かも知れませんが、一行目の「うちの猫話すの!」「ちょうど今話してたの」が自然に文章がつながるので、「ちょうど」を選択します。この時、文章がつながるのなら、別の単語を選択しても構いません。色々なパターンを考えます。
同じように「の」も、ヒットする単語をピックアップします。一行ずつ、文章がつながる単語を選択し、何種類か作ってみて、決定します。
私はシニカル折句ちゃんとして「妄想、現実逃避、皮肉」で構成してみましたが、これを、明るくほのぼのしたイメージにする事もできます。そういう単語を選択して、文章をつなげる。この繰返しです。漢字やカタカナに変換出来る部分は変換します。声に出して読んでみて、不自然な表現はないか、読みづらくないか確認します。読みやすいと、出来上がった作品がいとおしくなります。もっと横の文章を長くしても、短くても構いません。互い違いに長短も面白いですね。箇条書きのように、わざとつながないのもありですね。
単語を上手く生かすには、普段から語彙を増やす訓練をします。参考資料は、書き言葉ならネットより書籍、新聞等の方が、誤用されている可能性が低いです。私はそぎ落とした文章が好きなので短歌、川柳、俳句やエッセイを参考にします。好きなアーティストの歌詞から引用したり、漫画なんかも面白いですね。
簡単という割には簡単でもなかったかも知れません。でも慣れたら楽しい折句の世界。あなたも、よろしかったらどうぞ。