特製の特性5



私にお笑いという逃げ場があって良かった。逃げ場・・・・確かに逃げている。私は現実逃避の便利道具として、ここを利用している。現実の苦しみを和らげる合法アメーバ(おいおい!)だ。そしてここは優しい人達、価値観の近い仲間、愛すべき特性を持つ方々がつながる場所だ。

これは批判ではない。彼らも私同様、自己のごく一部しか公開していないだろう。いいとこ取りで公開出来る範囲で表現できるのだから、なんとも便利な道具に違いない。私なぞは、大喜利以外の画像は載せない主義だ。世を忍ぶ仮の姿(閣下か?)でしか本音が言えないとは、ちょっと悲しいが、本音が言えるだけでも良しとしよう。いや、果たしてそれは本音か?と、問われたら縛りが多いこの場では、ふわっとしたヴェールに包まれた本音のようなものかもしれない。

SNSが生きる力になる話を時々聞く。立ち直る力になった、理解者になった、理解者を増やした、知識を得た、生活改善の役に立った。上手に使えばまんざらでもない、と私も関わる前に比べたら見識を改めた。

だが弊害も多く指摘される。現実と関わる事から、逃げてしまう。私のように。環境に柔軟に対応出来なくなる。私のように。(それじゃーダメじゃん!」そして症状は悪化する。鬱などの二次障がいを引き起こす。(書けないが簡単に変換してくれる鬱って字・・・・)上手に利用するのは難しい。 


「この病は仏の御計らい(おんはからい)か」という。あたわったものなのだ。特性のある人の痛み苦しみが、ない人より理解できるだけかもしれない。それでもいい。いいとしよう。自分を許せなくなるから、二次障がいが起こる。どうか許してあげてくれ!

さぁ、今日も誤解されに行こうか?(ダメでしょ!)