ランドセル俳人、小林凜さんの新刊が出るらしい。

彼は現在13歳。もうランドセルではないが、少年の感受性は健在だ。



「冬蜘蛛が糸にからまる受難かな」・・8歳

「句作とは苦しみの苦や外は雪」・・10歳

「いじめ受け土手の蒲公英一人つむ」・・11歳


畏るべし感性。彼は俳句により救われた。



そして現在の事。

彼の学校の敷地内で子猫が死んでいた。前日に生きている姿を見ていたのに。その心情も彼は詠む。


「捨て猫のしとどの梅雨に打たれ逝く」

「猫の墓師の手向けたるすみれ草(ぐさ)」 

「師と埋めし子猫眠るや夏の雲」


新作が楽しみでしょうがない。