超絶☆密室☆リミット | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

最近またアイドル(女の子)中心の深夜ドラマが増えてきてますね。

この土日で最近(でもないか)オンエアされたドラマ3本を一気見しました。

「超絶☆絶叫ランド」

「リアル脱出ゲーム密室美少女」

そして「リミット」


「超絶☆絶叫ランド」は舞台ヴェッカー「ノエルサンドレ」の八坂沙織さん、宮崎理奈さん他super☆girs主演の(ていうかだけの)遊園地が舞台のC級ホラーテイストドラマ。


「密室美少女」は同じく「彷徨のエトランゼ」の伊藤梨沙子さんを含む5人の美少女がリアルな?謎を解きながら密室を脱出する「リアル脱出ゲーム」の一環。


「リミット」は「ヴェッカーシグナ」にも出てた窪田正孝くんも出てる(これはこじつけ)すえのぶけいこ原作の森林サバイバルドラマ。


どれも舞台は違えどいわゆる「密室脱出もの」

基本女の子がパニックに陥りながらきゃあきゃあ言ってるのを愉しむ(?)ドラマ。


以下また個人的な感想です。


舌が伸びるインスタントクリーチャーとかスライムとか(笑)一昔前の円谷映像のVシネマのような「絶叫ランド」。八坂さんも舌を伸ばして怪演。八坂さんが一人で芝居してるように見える。きゃあきゃあ言ってるばかりの他の女の子より、オーバーアクトが妙にハナに着く男性出演者のお芝居がうざい。「知り合い?が出てる」以外に見どころが無い。

こういうC級テイストのSFホラー(ショッカー?)がテレビで観れる…のはよかったかも。


「密室美少女」は文字通り密室しか出ない、5人の主役以外殆んど誰も出ない、アリスインプロジェクトの舞台のような(笑)ドラマ。9つの謎は一つとして自力で解けなかった。梨沙子ちゃんはもとより(クール!)荒井萌ちゃんとか、お芝居がちゃんとしてる子ばかりだから観ていられたけど謎解きゲームに興味がないと観てるのがつらい。5人のトラウマがみんな同じようなものだったり、結局密室に閉じ込められた理由とかがよくわからなかったり、個人的にはそっちの方が謎。

「舞台ぽいドラマ」と言えるけど、これをホントに舞台で観たらツラいと思う。


「リミット」はフォンタムともディールとも関係なく(笑)

この3作の中では一番個人的にはノれた。すえのぶさんお得意のスクールカーストものを森林でやってるだけ、ではあるけど、森の中を制服(なぜジャージに着替えない?着替えない方がいいけど)少女がサバイバル!ってだけで楽しそう。

血みどろ泥まみれになりつつ、髪や顔が全然汚れないのもお約束。まさに期待通りの展開。予想通りの犯人。でも映像は女性監督中心でけっこう繊細にして大胆。

観てて楽しかった。


観終わって思ったのは…

いつかも書いた「15少女宇宙漂流記」をやりたかった、いや、やりたいなぁ…という事。

23世紀。太陽系周遊旅行に出かけた異星人、ロボットを含む15歳の少女15人。それが手違いで(手違いではないのだが)外宇宙で行われている宇宙戦争に向かう最新鋭宇宙戦艦に乗り合わせてしまった!

…という話。

宇宙船内という密室ドラマ。「スター・トレック」の女子版…的なものを目指して企画したものです。


「君の企画はテレビでは10年早い」と10年前に言われたものですが…

まだまだ早い…遠いのかなぁ…