手代木史織先生 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

昨日は結局一日飲まず喰わずで眠る事も出来ず朝を迎えました。

何人かに(このブログへのメッセージも含めて)メール頂きました。

ありがとうございます。

ご本人とはエンもユカリもない自称弟子の僕の事なんか心配して下さって本当にありがとうございます。


僕は自称弟子でしたが、ご迷惑をおかけするだけで、実際弟子らしい事は何もできず終いでした。

「ハイぺリオン」を観に来てくださった時、少し誉めてくださったのが唯一の勲章。

ご身内の方にはご迷惑かもしれませんが、これからも自称弟子は続けます。


昨日届いたメールの中に訃報とは無関係に手代木史織先生からのメールが届いてました。

もう3カ月近く前のフランス旅行の時の写真と共に。


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地中海クルーズ 背景はモナコ王国。
通訳のおねーさんがこの写真見て「シンコンリョコウみたいですね」と(ごめんなさい手代木先生)。

もうずい分前な気がするなぁ…。

手代木史織先生はアニメ化もされた「聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話」で、もはや外伝ではなく「正史」である「星矢」のセイントマイスを描き続けていらっしゃる漫画家さんです。(巻数は既に車田版を越えた?)

ダイナミックなアクション漫画が描ける女流漫画家という事で有名ですが、少女マンガ読みの畑澤は少女マンガの方も愛読していて、特に「Dear my doll―きみとの約束」 という短編作品が大好きです。

重いテーマのドロドロした作風とも評されますが、僕は(ご本人の雰囲気も同じ)暖かな作風だと思います。

フランス旅行中(寡黙な(笑))大葉健二さんしか話し相手のいなかった畑澤と、後半とても仲良くして頂きました。僕も昔「星矢同人」をやってたので、そんな話ばかりしてましたが。


手代木先生はふわりとした暖かなお人柄の中にイタズラっこな少年っぽさを潜ませた素敵な方です。

そんな手代木先生が、「ヴェッカー1983」にご興味を持って頂いたようで、スケジュールが調整出来ればぜひ観劇したいと仰っています。

嬉しいなあ。


生きてる事は毎日つらい事、くるしい事、かなしい事、さみしい事…そんなたいへんな事の繰り返しだけど、ときどき、ほんとにときどきだけど、うれしい事、たのしい事にも出会える。
まだまだ生きて、いろんな事に出会わないとなぁ。