お久しぶりです。
もし自由くんの記事を楽しみにしてる方がいらっしゃったらすみません、今回はお休みします。
私の愛しのわんこが亡くなりました。
気を遣ってくれたのか、自由くん福岡が終わってから急に体調が悪くなって。
…本当にかわいい子で。
どんなことを思い出してもかわいいしか出てこない。
私が小学生の時に我が家にやってきました。
ペットショップから連れて帰る時、私の両手にすっぽり収まるくらい小さかったわんこ。
私も小学生で、それまでインコやメダカとか飼ってましたけど、ここまで感情を真っ直ぐに向けてくる動物との接し方が分からなくて。
最初は本当に動くかわいいぬいぐるみとしか思ってなかったんだと思う。
だから言うこと聞かないと腹が立ったし、けんかして噛まれることも多々あったし、噛まれても怒られるのは私で嫉妬したこともあった。
それでも、家族から見てわんこが一番好きなのは私だったみたいで、隙あればくっついてきたり膝に乗ったりしてくるわんこがかわいくもあった。
その頃から段々と、この子は人間と同じように感情がある、動くぬいぐるみじゃない、動物なんだって認識が出てきて。
ちゃんとした感情がある子が、自分の意思で私の側に来てくれることが本当に嬉しくて、かわいくてしかたなくなっていった。
わんこはずっと健康だったから、わんこがいる生活が当たり前になって10年ぐらい過ぎた。
それまで家族みんなが余裕がなかったけど、少し時間ができた私が散歩に連れて行った。
そうしたらすごく嬉しそうで。
今にして思えば、なんでもっと前から連れてってあげなかったんだろうって後悔しかない。
でも、嬉しそうに階段をピョンピョン昇り降りしたり、興味津々に花を嗅ぐ姿、幸せな光景として忘れないと思う。
そして去年。
急にごはんを食べなくなってしまった。
数日それが続いて病院に連れて行ったら、「もう歳だから仕方ないでしょう」と治療をしてくれなかった。
突然すぎて意味が分からなくて。
何?どういうこと?
わんこがいなくなるの…?死ぬの…?
その時初めて、当たり前にいるこの存在が消えるかもしれないってことを目の当たりにした。
何日も何も食べずにただぐったりしているわんこ。
…いやだ。
そんなの嫌だ。
わんこがいるのが当たり前過ぎて、わんこがいない生活なんて耐えられそうにない。
ねぇ、何か食べて。何でもいいから口にして。
そう思って何回目か分からないぐらいしつこく色んなものを口の前に持っていった。
そうしたら。
食パンを食べてくれた。
…美味しいの…?
そう言って周りの家族が喜んでる中、1人号泣したのを覚えてる。
その時から、私はこの子が大好きなんだ、無くしたくないんだ、この子との日々を後悔しないように生きたいって思うようになった。
それから少しずつごはんを食べてくれるようになったけど、今度は肝臓が悪くなって寝たきりになってしまった。
病院を変えたらそこの先生が鍼をやってくれて、少しずつ少しずつ足に力が入るようになって、オムツをしてた子が歩けるようになった!
ご飯もドライフードじゃなくて、試行錯誤しながら手作りの自然食に変えた。最初は全然食べてくれなくてねぇ。
度々体調を崩すわんこを見ていても食パンを食べてくれたわんこを覚えてるからか、不思議と不安はなくて、絶対回復するって信じてた。
そうして最初に悪くなってから1年過ぎた、自由くんのツアーが終わって数日経った日。
ちょっと呼吸が苦しそうだなと思って病院に連れて行ったら熱があり、酸素ボックスに入れることも考えなきゃならないと。
…はい?
酸素ボックスって、命が危ない時に入るものだよね?
なんで?
意味が分からなかった。
またすぐ良くなるんじゃないの?
でも、2日間ずっと吐き続けるし、先生は今日明日がヤマだとか言うし。
それからずっと一緒に過ごした、後悔したくないっていうのもあったけど、ただ単に私が一緒にいたくて、離れるのが怖かったから。
それまで結構寝てたのに、その日は苦しくて一晩中起きてて。
どうやっても寝付けなくてかわいそうだから、楽になれ、楽になれ、って思いながら背中をさすってあげると少しずつだけど呼吸が落ち着いてきて眠りだした。
それがただただ嬉しくて、自分が3日くらい徹夜なのも忘れてずっと抱えてた。
熱は下がったのに呼吸が苦しそうだったから病院に連れて行くと、酸素ボックスに入れましょうということになった。
それまで数えきれないくらいの注射、点滴をして、 楽になるはずの酸素ボックスでもずっと苦しそうで。
この時になってやっと、今までとは違う、死というものが目の前に迫ってきてるんだと気付いた。
それから涙がずっと止まらなくて。
苦しめたくない、でも、手放したくない。
1分1秒でも長く一緒にいたい、そう思ってわんこを苦しめてるのは私たちなんじゃないか?
どうしたって胸が苦しくて、どうしていいのか分からなかった。
私は、嫌だけど、離れたくないけど、苦しんで欲しくないって思った。
でも、それを決めるのは私だけではできないから、一旦家に連れて帰ろうと絶望してた時に姉と先生がある可能性を見つけた。
それを信じて治療してみると、何をやっても苦しそうだったわんこが眠りだして。
よかった、また回復するんだ!まだ一緒にいられるんだ!
そう信じてた。
だからその日も普通通りでかけた、「元気でいてね」って頭をなでて、楽そうな姿勢に変えてあげて。
お昼前、姉から電話があった。
母が抱えたら首がぐったりなって、もう病院には行かないと、そういうことなんだと。
ただただ必死な顔だったんだろう、みんなすぐに送り出してくれて、ずっと泣きながら急いで、急いで。
家に帰りついたら、呼吸をしてないわんこがいた。
きっとわんこは私たちの性格をよく知っていて、なんで私じゃないんだろうと思ったけど、きっと私だったら耐えられないって知ってたから、母の腕の中だったんだろうと思う。
もう、わんこは死んだ姿でさえかわいくて、どうしようもなくて、だから離したくなくて。
私の持ちうる全てのかわいい、大好きって感情を独り占めして私の前からいなくなってしまった。
本当にずるいやつ。
夏場なので傷むとかわいそうなので、その日のうちに火葬しました。
もうどれだけ泣いたか分からない、それでもどんどん涙が溢れてきて止まらなかった。
頑固だけど、本当に頑張りやさんだったと思う。
だから、頑張ったねという言葉は送りたい。
わんこが困るってわかってたから何度も喉まででかかったけど出せなかった言葉、
「行かないで」
「置いていかないで」
でも、心とは裏腹にお腹も空くし眠たいし。
私はまだ生きなきゃいけないらしい。
虹の橋の話を今回初めてちゃんと知ったんだけど、私、それまでわんことの再会、待てそうにないよ。
寂しい。苦しい。
朝起きたら姉がわんこを抱えていない。
寝ぼけ眼でその時だけはおはようって言ってくれない。
出かける時にお見送りに来てくれない。
ただいまって言ってもおかえりって来てくれない。
話しかけても返事をしてくれない。
かわいい寝顔を見せてくれない。
やっぱり寂しいよ。
それでも、自分で思ったより泣かないでいられるのは同じ悲しみを感じてる家族がいてくれて、
わんこがいた時と同じように話しかけたりできてるからかな。
行ってくるねっていうとおでこをコツンと合わせてくれる気がするんだ。
寂しいけど、わんこが好きでいてくれた私を頑張って生きてみるね。
もし自由くんの記事を楽しみにしてる方がいらっしゃったらすみません、今回はお休みします。
私の愛しのわんこが亡くなりました。
気を遣ってくれたのか、自由くん福岡が終わってから急に体調が悪くなって。
…本当にかわいい子で。
どんなことを思い出してもかわいいしか出てこない。
私が小学生の時に我が家にやってきました。
ペットショップから連れて帰る時、私の両手にすっぽり収まるくらい小さかったわんこ。
私も小学生で、それまでインコやメダカとか飼ってましたけど、ここまで感情を真っ直ぐに向けてくる動物との接し方が分からなくて。
最初は本当に動くかわいいぬいぐるみとしか思ってなかったんだと思う。
だから言うこと聞かないと腹が立ったし、けんかして噛まれることも多々あったし、噛まれても怒られるのは私で嫉妬したこともあった。
それでも、家族から見てわんこが一番好きなのは私だったみたいで、隙あればくっついてきたり膝に乗ったりしてくるわんこがかわいくもあった。
その頃から段々と、この子は人間と同じように感情がある、動くぬいぐるみじゃない、動物なんだって認識が出てきて。
ちゃんとした感情がある子が、自分の意思で私の側に来てくれることが本当に嬉しくて、かわいくてしかたなくなっていった。
わんこはずっと健康だったから、わんこがいる生活が当たり前になって10年ぐらい過ぎた。
それまで家族みんなが余裕がなかったけど、少し時間ができた私が散歩に連れて行った。
そうしたらすごく嬉しそうで。
今にして思えば、なんでもっと前から連れてってあげなかったんだろうって後悔しかない。
でも、嬉しそうに階段をピョンピョン昇り降りしたり、興味津々に花を嗅ぐ姿、幸せな光景として忘れないと思う。
そして去年。
急にごはんを食べなくなってしまった。
数日それが続いて病院に連れて行ったら、「もう歳だから仕方ないでしょう」と治療をしてくれなかった。
突然すぎて意味が分からなくて。
何?どういうこと?
わんこがいなくなるの…?死ぬの…?
その時初めて、当たり前にいるこの存在が消えるかもしれないってことを目の当たりにした。
何日も何も食べずにただぐったりしているわんこ。
…いやだ。
そんなの嫌だ。
わんこがいるのが当たり前過ぎて、わんこがいない生活なんて耐えられそうにない。
ねぇ、何か食べて。何でもいいから口にして。
そう思って何回目か分からないぐらいしつこく色んなものを口の前に持っていった。
そうしたら。
食パンを食べてくれた。
…美味しいの…?
そう言って周りの家族が喜んでる中、1人号泣したのを覚えてる。
その時から、私はこの子が大好きなんだ、無くしたくないんだ、この子との日々を後悔しないように生きたいって思うようになった。
それから少しずつごはんを食べてくれるようになったけど、今度は肝臓が悪くなって寝たきりになってしまった。
病院を変えたらそこの先生が鍼をやってくれて、少しずつ少しずつ足に力が入るようになって、オムツをしてた子が歩けるようになった!
ご飯もドライフードじゃなくて、試行錯誤しながら手作りの自然食に変えた。最初は全然食べてくれなくてねぇ。
度々体調を崩すわんこを見ていても食パンを食べてくれたわんこを覚えてるからか、不思議と不安はなくて、絶対回復するって信じてた。
そうして最初に悪くなってから1年過ぎた、自由くんのツアーが終わって数日経った日。
ちょっと呼吸が苦しそうだなと思って病院に連れて行ったら熱があり、酸素ボックスに入れることも考えなきゃならないと。
…はい?
酸素ボックスって、命が危ない時に入るものだよね?
なんで?
意味が分からなかった。
またすぐ良くなるんじゃないの?
でも、2日間ずっと吐き続けるし、先生は今日明日がヤマだとか言うし。
それからずっと一緒に過ごした、後悔したくないっていうのもあったけど、ただ単に私が一緒にいたくて、離れるのが怖かったから。
それまで結構寝てたのに、その日は苦しくて一晩中起きてて。
どうやっても寝付けなくてかわいそうだから、楽になれ、楽になれ、って思いながら背中をさすってあげると少しずつだけど呼吸が落ち着いてきて眠りだした。
それがただただ嬉しくて、自分が3日くらい徹夜なのも忘れてずっと抱えてた。
熱は下がったのに呼吸が苦しそうだったから病院に連れて行くと、酸素ボックスに入れましょうということになった。
それまで数えきれないくらいの注射、点滴をして、 楽になるはずの酸素ボックスでもずっと苦しそうで。
この時になってやっと、今までとは違う、死というものが目の前に迫ってきてるんだと気付いた。
それから涙がずっと止まらなくて。
苦しめたくない、でも、手放したくない。
1分1秒でも長く一緒にいたい、そう思ってわんこを苦しめてるのは私たちなんじゃないか?
どうしたって胸が苦しくて、どうしていいのか分からなかった。
私は、嫌だけど、離れたくないけど、苦しんで欲しくないって思った。
でも、それを決めるのは私だけではできないから、一旦家に連れて帰ろうと絶望してた時に姉と先生がある可能性を見つけた。
それを信じて治療してみると、何をやっても苦しそうだったわんこが眠りだして。
よかった、また回復するんだ!まだ一緒にいられるんだ!
そう信じてた。
だからその日も普通通りでかけた、「元気でいてね」って頭をなでて、楽そうな姿勢に変えてあげて。
お昼前、姉から電話があった。
母が抱えたら首がぐったりなって、もう病院には行かないと、そういうことなんだと。
ただただ必死な顔だったんだろう、みんなすぐに送り出してくれて、ずっと泣きながら急いで、急いで。
家に帰りついたら、呼吸をしてないわんこがいた。
きっとわんこは私たちの性格をよく知っていて、なんで私じゃないんだろうと思ったけど、きっと私だったら耐えられないって知ってたから、母の腕の中だったんだろうと思う。
もう、わんこは死んだ姿でさえかわいくて、どうしようもなくて、だから離したくなくて。
私の持ちうる全てのかわいい、大好きって感情を独り占めして私の前からいなくなってしまった。
本当にずるいやつ。
夏場なので傷むとかわいそうなので、その日のうちに火葬しました。
もうどれだけ泣いたか分からない、それでもどんどん涙が溢れてきて止まらなかった。
頑固だけど、本当に頑張りやさんだったと思う。
だから、頑張ったねという言葉は送りたい。
わんこが困るってわかってたから何度も喉まででかかったけど出せなかった言葉、
「行かないで」
「置いていかないで」
でも、心とは裏腹にお腹も空くし眠たいし。
私はまだ生きなきゃいけないらしい。
虹の橋の話を今回初めてちゃんと知ったんだけど、私、それまでわんことの再会、待てそうにないよ。
寂しい。苦しい。
朝起きたら姉がわんこを抱えていない。
寝ぼけ眼でその時だけはおはようって言ってくれない。
出かける時にお見送りに来てくれない。
ただいまって言ってもおかえりって来てくれない。
話しかけても返事をしてくれない。
かわいい寝顔を見せてくれない。
やっぱり寂しいよ。
それでも、自分で思ったより泣かないでいられるのは同じ悲しみを感じてる家族がいてくれて、
わんこがいた時と同じように話しかけたりできてるからかな。
行ってくるねっていうとおでこをコツンと合わせてくれる気がするんだ。
寂しいけど、わんこが好きでいてくれた私を頑張って生きてみるね。