
私はセバスチャンですよ?月に誓ってね…。
というわけで、ここからは私セバスチャンが担当させていただきます。
先日、幸咲お嬢様がお嬢様のご友人とお会いになった時のこと。いつもの流れで、カラオケに向かったお二人は、交互に歌っていきます。
ふと、幸咲お嬢様がこんなことを申されます。
私、セバスチャンのキャラソン歌えるかも。
カラオケの流れで、モノクロのキスを歌われたからでしょうか、お嬢様の気分はもう完全に黒執事モード。
まったく、お嬢様に私の真似事などできるはずもございませんのに。これだから、ドルイット子爵に駒鳥と呼ばれてしまうのです。
実は、お嬢様はつい先日、私のキャラソンを手に入れたばかり。しかも、マスターさんに入れたので、歌詞カードを持たず実家に帰られたので、歌詞もうろ覚え状態。まったく…。
しかし、さすがはお嬢様。お嬢様は、小学生の頃からV6をもとの音程で歌えるようにしておられるため、男性曲も普通に歌えるのです!しかも、私よりまだ低い音も出るとか。1番が終わると、
あ、意外に歌えるかも

だそうです。お嬢様にしては、なかなかやりますね。そして、それを聴いたご友人はというと。
幸咲さん…

と惚れ惚れしていらっしゃいました。あの方は、私に好意を抱いてらしたのに…。お嬢様、油断なりませんね。まぁ、あれは単なるお戯れですからね。
というわけで、お嬢様は私になって、女性を魅了したらしいですよ。あ、お嬢様は決して色好みではございませんので、勘違いなきよう。
私ですか?私は…
あくまで、お嬢様の執事であり、みなさまのものですから。
HAKUEIパンチ!!
PENICILLIN HAKUEIのゲキコミ