ここで言うビッグフット化とは…

リアタイヤと同じサイズのタイヤをフロントに入れること。

 

 

5月くらいの話なのですが前輪を太足化しました。

予想はしていましたが本当に見た目だけのカスタム…。

せっかくなので作業風景の写真を載せておきます。

 

私が使ったのは過去にワイズギアから販売されていたTW用ファットタイヤキット(ドラムブレーキ版)。

中古での入手で取説もありませんでしたがヤフオクの出品履歴を追ってみるとドラムブレーキ版とディスクブレーキ版の2種類が存在しているように思えます。

他のバイクのステムを使った改造もよく見られますがその場合はディスクブレーキの方が組みやすいと思います。

現在装着しているドラムブレーキ版を改造してディスクブレーキ化することもそれほど難しくないように思えるので将来やってみるかもしれません。

 

 

【下準備】

・フロントホイールのアクスルシャフトを緩める。

・トップブリッジのセンターナットを緩める。

これらのナットはジャッキアップ前に弛めていた方が素直に分解できます。

 

 

【フロント周りの分解】

フロントをジャッキアップしてどんどんパーツを外していきます。

工具が足りないのでフロントフォークのオーバーホールは見送りました。

 

【ステムの取り外し】

特殊工具(ステムレンチ、フックレンチ)でステムナットを緩めます。

※ナットが抜けるとステムが落ちてしまうので慎重に…。

※ステムベアリングを構成するボールが散らばってしまうと面倒なので注意。

 

 

【ステムベアリングの洗浄】

雨ざらしのバイクはここがグチャグチャになっています…。

ボールとベアリング受けの汚れをとります。傷がある場合は交換が必要です。

ボールの数はサービスマニュアルを参照。

 

 

【ステムの違い】

上がノーマルステムで下がファットタイヤキットのステム。

ちょいとフォーク間の幅が広くなっています。

ワイズギアのキットなのでノーマルのヘッドライトステーやメインキーシリンダーもボルトオンです。

 

 

【ステムの組付け】

十分にグリスを練り込んで組み上げます。

ステムナットは締め付けすぎないように注意。締め付けすぎるとハンドルが重くなります。

 

 

【ホイールの組付け】

ホイールベアリングがスムースに動くか確認します。

ドラムブレーキの合わせが悪いとスピードメーターギアが回らなくなるので注意。

 

 

【試走】

びっくりするほど曲がらない!

タイヤの空気圧にも左右されるのでしょうが低速でのセルフステアが弱すぎる。

まるでステムベアリングが錆だらけのバイクに乗っているような感覚。

※乗り始めは怖く感じましたがすぐに慣れました。

 

 

【フロントフェンダーの組付け】

適当なステーを買ってきて少し加工。綺麗におさまりました。

 

 

【その他にやったこと】

中古で買ったキットに部品が不足していたためだと思いますがハンドルロック正常動作やヘッドライトステーの組付けに少々調整が必要でした。