第35話 消せない疑惑
戦いは趙白石(ちょうはくせき)と投降した韓三春(かんさんしゅん)の勝利に終わる。そして、趙白石は周瑩(しゅうえい)が無事だったことに安堵するが、思いがけず彼女と沈星移(しんせいい)の親しげな様子を目撃して人知れず心憂える。その後、周瑩と沈星移は迪化への旅を再開。ところが、あることから周瑩は呉聘襲ったのも呉聘に毒を盛ったのも、沈星移の仕業ではないかと疑い始めて…。
呉家には忠実な使用人が多いです。若旦那付きの福来が、沈星移の発した一言が若旦那を襲った時の声と気が付きます。
沈星移の好意がうれしく一張羅を着て皆で一緒にご飯を食べようとしていた周瑩ですが、呉聘を殺したのが星移ではと思えると、普段着で食堂におりて、問い詰めます。
星移はちゃぶ台返しをして、”兄貴(月生)の仇だから襲った事は認めるが、毒は盛っていない!”と言い放ち、使用人と旅立ちます。
周老四は”あいつの気性なら殴り殺すだろう。毒殺はない”。私もそう思う。。
一体誰が呉聘を殺したのか?疑問を残しつつ周瑩一行はゴビ砂漠を渡ります。。
月に咲く花の如く