今日掲載文の続きです。
50%の人
耐えることはそんなにつらいことではありません。
今のこのつらい状況がなかったら、これからずっと、今以上におごり高ぶり、
うぬぼれ、傲慢になっていたことでしょう。
自分の周りにいる人を半分に分けると、
一グループは、温かい言葉、優しい言葉をかけて励ましてくれる人たち。
もう一グループは、手厳しい言葉をかけて
とてもつらい思いをさせていただけるひとたちです。
前回の話でいう「早く給料払え」という言葉です。
けれども、その手厳しい言葉や方法を投げかけなければ、
ますますおごり高ぶり、偉ぶり、傲慢になっていたかもしれません。
しかも、倍になって返ってくる。
そう考えたら、後者の50%の手厳しい人たちにも、
感謝することが出来ないでしょうか?
こういうお話をすると、こう言う言葉が返ってくることがあります。
「正観さんのお話は、つまり『プラス思考に考えましょう』
ということですよね。」
正観さんは、お話の間、プラス思考という言葉を使っていませんし
ピンチも捉え方でプラスに変わるということも言っていません。
世の中に起きる現象には、「プラス」も「マイナス」もないのです。
ですから、「ピンチ」という現象も存在していない。
目の前で起きる現象はすべて
「ゼロ」なのです。
目の前に「怒りたくなるような現象」が起きたとして、
「怒りたくなった」という意味付けをしているのはすべて自分です。
「ゼロ」の現象に対して
「怒鳴りたくなった」と色を付けるのも、
「嬉しくなる」と色を付けるのも
自分次第です。
つまり、今、起きている「つらい」出来事も、
全部自分が投げかけた結果であり、
自分で意味付けをした結果なのかもしれません。
以上、今日の後半でした。
いかがでしたでしょうか?すべての現象は、
「ゼロ」であり、
色付けによって、千変万化する。
簡単なようで、わかっているようで、
難しいことですね。
しかし、「幸せ」という色付けができたらいいですね。