クラシック音楽を聴いてもう50年以上が経ちますが、感動以上の衝撃を受けた演奏が3つあります。

 

もちろん感動した演奏はいくつもあります。中には感動以上の深いものを感じた演奏さえあります。が、ここで言うのは感動というより衝撃といったようなことです。

 

最も印象的だったのは、1975年にベームとウィーン・フィルが来日して演奏会が生放送されたのを聴いた時。メインはブラームスの1番の交響曲で、正にこの曲を聴いていた時に起こりました。

一言付け加えると当時ベームという指揮者には余り関心がなく、ただ生放送ということで聴いてみようと思ったので、正直集中して聴いたというよりBGM的に流していたという程度の聴き方でした。

第一楽章、第二楽章、第三楽章と進み、第四楽章に入って最後の方で4部音符で7回連打され、ピウ・アレグロ(今までより早く)の部分に入ってリズミカルな音が連なりエンディングを迎えるその7回連打が突然のように耳に入ってきてから、もう金縛りのようにベームの演奏から逃れられなくなった覚えがあります。

 

you tubeに動画ありましたのでご紹介します。

 

 

動画に付けられたコメントに同じような経験をされた方がいたようです。動画で観るとウィーン・フィルのメンバーの真剣な演奏ぶりがよく分かります。その真剣な演奏が感動を生んだのでしょう。

 

こういう経験というのは一期一会ということがあるようで、動画で聴く演奏からは迫力こそ感じられるものの、当時感じた衝撃は感じられませんでした。寂しいようで嬉しい経験です。

 

残りの2つの演奏は追ってご紹介したいと思います。

 

終わり。