参議院選挙が近い。

 

現状打破を掲げ、ネットを賑わしている3つの党がある。「参政党」「れいわ新撰組」「NHK党」だ。

 

個人的にはこの3つの党のいずれかを選ぼうかと思っている。ネット党で見る範囲ではあるが、各党の特徴を挙げてみたい。

 

「参政党」

 事務局長である神谷宗幣さんのカリスマ度が高い。これは他の党も同じ印象だ

 が、他の候補者にはここまで魅力は無い。

 日本がアメリカや中国に引けを取らない国力を持つため教育から変えていき、愛

 国精神を蘇らせたいというちょっと右寄りの思想だが、熱のある弁舌で聴衆を酔

 わせる。

 神谷さんの思いは、同調し活動してくれるメンバーを数多く集めたいということ

 で、現状は政治的に実績に無い人たちの集まりだが、今後はいかに政治力を持っ

 た同調者が集ってくれるかが課題。

 神谷さんが選挙に行かない50%の人達をどこまで選挙に参加させられるか、期

 待される。

 

「れいわ新撰組」

 党首である山本太朗さんの博識ぶりと熱い思いが印象的だが、どことなく上から

 目線が気にならないでもない。

 山本さん個人は既に国会においての強気の発言は周知の通りだがそれは結局無視

 され続けている。今回の選挙で山本さんは当選するのだろうが、同じように大き

 な壁に向かって発言を繰り返していくだけなのだろうか。別の戦術を考える時期

 に来ているような気がする。

 他の候補者もパフォーマンス的な活動が目立つ印象。選挙なので目立つ候補者を

 揃えることも戦略の一つだと思うが、水道橋博士を担ぎ出したのはどうだったの

 だろう。山本さんに同調している人までもが離れてしまうリスクがあるように思

 えた。(個人的な見解です)

 山本太郎さんの勉強熱心さとその結果としての博識ぶりには感心させられるが、

 参政党の神谷さんのように「自分だけではできることは限られているから、良い

 スタッフを10人は欲しい」と言ってしまう素直さに何故か惹かれる。

 

「NHK党」

 党首の立花孝志さんの「NHKをぶっ壊す」が印象的。

 NHKのスクランブル放送化を目指すという、ちょっと場違い的な発想を持った党

 で、まずは受信料不払いを広げることを戦術にしている。

 受信料の徴収員が個別訪問するとが無くなるようで、他の2つの党と違って明確

 な実績を上げている。

 ただ、裁判費用や未納分を党が代わりに支払っているのは本末転倒なような気が

 する。NHKからすれば誰が払おうと関係ないのだから。

 実は少し前まで、今度の参院選は投票した党や候補者がいないのでここでもいい

 かな、と思ってました。

 

結論としては、これらの小規模な党が国政に対して無力に近いのは残念ながら事実。また選挙が終われば少し熱っぽかった世間も冷めていくだろう。もちろんこのように多くの人たちが経済的に厳しい状況にあることはなんとかしなければいけないと思う。自ら行動を起こすというのもやはり難しいが、その難しさにあえて立ち向かおうとしている神谷さん率いる参政党に若干の光明を見た感じがしています。

 

7月10日の選挙日まで引き続き関心を持ってみていきたい。

 

この章終わり。