私に出来ること | 自由であるために。

自由であるために。

『こうあるべき』に縛られ自分自身を苦しめてきた人生を
いかにゆるく、好きなことだけやって生きて行くか・・・

そんな挑戦と気づきの毎日を綴る日記。



 私はうどん屋である前に
ペットサロンのオーナーでもある。






日々の仕事に追われ
今は犬猫の事だけを考えるわけには
いかなくなり
モヤモヤする気持ちもありました。



でも、私が一番大好きなものは?
と聞かれれば迷わず動物だと
答えます。






『好き』
にも度合いがある。



20の人もいれば100の人もいる。
でも、みんな『好き』という
アバウトな表現をするんだろう。




昨日『家族になろうよ』という番組で
世界の保護活動の話が放送されいて
なかなかの衝撃を受けたんですが




昔の出来事を思い出しました。






ペットの仕事に携わる人間は
『責任者講習会』という市が主催の勉強会
みたいなものに参加しなくてはならなくて
今は大きな会場でセミナー的な講習を受けるだけなんですが



以前は少人数で、もっと踏み込んだ話が
多かったんです。





ある年の講習会。
まず、殺処分を特集した
ニュース番組の映像を見て
(今もその映像が頭から離れません)
その後、実際の処分場の見学。



その処分場での出来事なんですが



洋服を来た3匹のチワワが
入り口付近のサークルに入れられていました。
老犬もいます。




職員さんが
『この子達は飼い主持ち込みです』
と言いました。



飼い主が処分してくださいと
連れて来たわけです。




当時、まだボランティアがその犬達をセンターから引き出し里親を探すという活動が
出来なかった時代。


持ち込み=当日殺処分
だったと思います。



『えっ?
洋服まで着せて可愛がってたのに?』


『こんなに可愛い子達が今から処分される?』


唖然としてしまって
やりきれなくて
涙が出てきて・・・
だからと言って助けることもできない。
(当時は引き出せない)




で、何に腹が立ったかって

その場にいる他の同業者にです。




よくこの状況で談笑
していられるなと。


泣いていたのは
私の他にもう一人だったかな。



なんか、
それが悔しくて。

動物が好きでこの仕事やってるんじゃ
ないの?って。




人は皆同じではないから
温度差はある。



でも、うちのスタッフにだけは
こんな人間にはなって欲しくないと
心から願いました。





あの日はショックが大きすぎて
すぐに運転できず、車で泣いてたのを
思い出します。



私は自分のメンタルが崩れるのを
知ってるから、あえて悲惨な状況の犬猫は
見ないようにしています。
ついでに、怒りまで沸いてきますからね。


仕事柄、遭遇することも多々ありますが。




私は若いスタッフ達を
素敵な業界人に育てることが
犬猫達への恩返しだと思ってます。