去る11月23日のこどもアートさんのミュージカル、
「夏の夜の夢~パック~」でアートゼミが美術指導として関わらせていただいた舞台美術。
初めての経験で、不安がいっぱいだったのにもかかわらず
たくさんの方にお褒めのコトバをいただき、
充実感で胸がいっぱいです。あぁ、よかった~(*゚.゚)ゞ
舞台で登場した大きな(客席から見たら大きくないけど実際は高さ150センチ、幅100センチくらいの大物)花も、
こどもアートさんでのワークショップで作っているときには
「これが、ほんとに・・・舞台に・・・上がるの?!」
って、五里霧中、呉越同舟、四面楚歌・・・のような不安な気持ちでしたが
無事終了してからもう一度見直してみると、
「オーベロン」
「ライサンダー」
「パック」
「ボトム」・・・・などなど実際の役柄に扮していた子ども達が舞台武術を作っている様は
このバラバラの部品がこれから巨大なお花になります。
実際に舞台をごらんになった方には興味深い画像と思います。9月のシルバーウィークの事でございました。
スチロール切りは高学年のお姉ちゃんが担当しました。
熱線カッターではなまぬるい!とばかりにカッターナイフで切っています。
見覚えのあるお花ですね。
こちらも、舞台美術さんが材木の支えやコロをつけてくださるまではただのダンボールの板です。
広いひろいこどもアートさんのスタジオは、
巨大な花を6個まとめて作ってもまだまだ余裕があります。
アートゼミスタジオならば3つでもパンパンになってしまうでしょう。
余談ですがこのスタジオには、絵画マニアの筆者がうぉおおおおお!!!Σ(・ω・ノ)ノ!と、叫んでしまうような渋いリトがサラッと掛けてありました・・・・( ̄□ ̄;)!!
アイデアもこどもたち発信です。
三日間、合計9時間のボリュームタップリのワークショップも
通し稽古になれた彼らには苦痛ではないようです。すごいね。
スチロールも自分で切れるようになってきました。
厚みだけでもかなりのもんです。
塗るのにも大きな刷毛で、2,3回塗らないとムラが出まくります。
お母さんもノッてきました。
楽しかった、と言っていただき、ありがとうございました。
いくつかのお花を同時進行。
チーム分けが大変です。いろんな人の協力がないとできないです。
こっちはお花の額縁、なるものを制作中。
粉だらけです。
舞台の左右に配置した三角形は、お花の額縁を幾何形体で表現したものです。
ピンク色のピザみたいです。
昼時が近づき、連想するのは食べ物ばかり
さいしょはおっかなびっくり、手が出にくかった子ども達も
筆者がうれしそうに塗っているのを見て、ドンドンと塗り始めました。
絵画科出身の筆者は、塗ることが大好きなんス(●´ω`●)ゞ
日にち変わって大物その2、タペストリーです!
下地の巨大な白布は、アートゼミの物資調達部部長の大塚先生が調達してくれました。
最初はこんな派手な色もありました。
その後、変更を経て、舞台で見られたようなシックな色合いに変身しました。
わたしたち(アートゼミ)はここまで。
この後の、最も大変な縫いつけ作業はこどもアートさんのお母様方が担当されました。
タペストリーに貼り付けるユニコーンの絵ももちろん子ども達の自作の下書きから起こしました。
こんなかわいい絵は今しか描けません。
皆、無心で一生懸命。
とてもいい顔しています。
いい時間です。
9月の暑さなんて関係なかった。