なかなか言い出せないまま6月も終わり気がつけば半年過ぎました。
5月には6周年も迎え今まで応援してくださったお客様に感謝も言えず日々を過ごしてきました。
この場を借りて改めて今までありがとうございました。
ちょっと今回は暗めの話になります。
実を言うと今、当店のメニューはコースのみでやらせていただいています。
昨年は夏から単品メニューのランチをしていましたがスタッフの関係や食材の関係でまたいつものランチコースに戻りました。
本当にグラグラでブレブレな当店ですが昨年からずっと抱えている悩みがあります。
というのも昨年から近くでお弁当屋も家族ではじめましてそこの料理も作っています。
お弁当なのでやはり冷めてもいいもの、溶けないもの、時間が経っても食べられるものを考えて作っています。
そしてもう一つ大事なのがそのお弁当という一箱で完食しないといけません。
お昼の簡単なお弁当でも材料費を考えるとやすい素材でなおかつボリューミーを目指します。
ビストロソラが作る一個800円のお弁当。
当店のランチメニューは安くて1200円からになります。
うまく伝えきれませんがお弁当というお得感には自分で作ってていうのも変ですがなかなか勝てません。
ビストロソラが作りました弁当です。
でもですね。料理は全然違うんですよ。
出来立てで美味しい、しかも接客付き。お店で食べるというのは非日常な時間を味わって欲しいというのもあります。よくいう『何を食べたかじゃなく誰と食べたかだ』みたいな言葉で片付けられますが。
お弁当では味わえない時間があります。
自分たちのお店なのですがここに葛藤があります。
お弁当食べるならレストランで食べた方が心にもちゃんと栄養が行くよと。
でも同じ人間が作ってて。
これがとても葛藤しています。両方来てもらえるのがありがたいのですがやはりお弁当屋ができてからというものの、お昼のお客さんは少し減少傾向にありました。
それに伴うお弁当の大きい予約。
営業を休んでまで作っててちょっとなんか変な気分。
自業自得なのかな？
いや、もっと外食をするという楽しみや、心に感じられる栄養。
人と会話することによる気分転換。
そんな時間もやはり必要だと思いますが皆さんはお昼ご飯はとりあえずお腹を満たせるだけに食べられたらいいと思いますか？
僕はやはりビストロソラを主軸においてお弁当はあくまでお弁当です。
お客さんの顔を見ながら笑顔を想像して料理を作りたいのが本音です。
よくスタッフに出来上がった料理のお皿がキラキラしてるって言われます。
お店で食べてもらい喜んでもらえるのには自信があります。
ちょっと営業っぽく聞こえますが本音です。
もちろんお弁当も食べてもらえるのはありがたいですがストレス社会に必要なのは非日常のスイッチの切り替えだと思います。
また、近いうちに葛藤したまま始まるとは思いますがコースも単品も両方ランチでする予定にしております。
お客様の日常の時間に少しでも違う非日常を取り入れ、明日の活力になれるよう、これからも頑張っていきます。
悩み多き34歳、(あ、この前誕生日を迎えました。)
周りの人に迷惑をかけっぱなしですがこれからも前に進んで行こうと思います。
よろしくお願いいたします。
なお、7月1日から7月3日までの3日間お休みをいただきます。
7月7日は奥出雲の横田地域でのバルの開催です。それもよろしくお願いします。
長々と文章ばかりすみませんでした。