スティーブ・ジョブズ 人を動かす神 | 新書野郎

スティーブ・ジョブズ 人を動かす神

スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書)スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書)
竹内一正

経済界 2008-12-09
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ということで、ジョブズ新書がもう一冊あったので、こちらも読まされた。別に続編ではないんだろうが、評判が良かったのでもう一冊出してみたのかな。ただ、前のみたいに、奇人変人を流すのではなく、こちらはオーソドックスな礼賛もの。副題に「なぜ、人は彼に心を奪われるのか?」とあるが、嫌な奴から一転して、魅力的な人物像が描かれる。嫌な奴と魅力的な奴というのは表裏一体なのであろう。例の膵臓がんで余命宣告を受けての復活も書かれているのだが、最近、肝臓の手術も受けたことが報道されている。しっかり転移していた様だ。ジョブズが「いい人」だったら、とっくに死んでいたかもしれない。悪い奴ほど良く眠るではないが、病気になってから、それまでの自分を悔い改めるなんてことはしない方がよいのかもしれない。罰当たり人間が改心することは天国へのパスポートを手に入れる様なものか。