iPodをつくった男 | 新書野郎

iPodをつくった男

iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048) (アスキー新書)iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048) (アスキー新書)
大谷 和利

アスキー 2008-01-10
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iPodをつくった男はアップルの技術者。ではなく、スティーブ・ジョブズということになるのだが、ジョブズの評伝が半分。アップルの歴史が半分といったところ。とはいえ、薄っぺらい新書なので、通勤読書でも時間が余るくらい。一応、「スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス」とうのが副題なのだが、「テクノロジージャーナリスト」という著者は、これは一般のビジネス書とは違うとしている。帝王学もビジネスのヒントもないからだそうだが、一般のビジネス書にはそれが必須なのか。もっともケタ外れの人間であるジョブズはビジネス書に出てくる様な陳腐な発言はあまりしないだろう。パンピーがジョブズをヒントとするのは無理がある。著者は評伝や訳本などジョブズ本を何冊か出している人で、インタビューもしているそうだが、当然のことながら、提灯ものとなっている。アップルは信者が強烈だから、MSみたいに批判書を出すのも難しいだろう。懸念される健康問題についても全く触れられていないのだが、膵臓ガンだとすると、相当厳しいのではなかろうか。他のガンなら仕事に没頭してたらガンが消えたなんていう「奇跡」も起こり得ようが、膵臓だと仕事をする以外には薬がないかもしれない。