大統領になりそこなった男たち  | 新書野郎

大統領になりそこなった男たち 

大統領になりそこなった男たち (中公新書ラクレ)大統領になりそこなった男たち (中公新書ラクレ)
内藤 陽介

中央公論新社 2008-09
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この切手政治学者も今度はラクレかと思ったら、『中央公論』に連載されていたものだという。もはや月刊誌など、ほとんど読むことはないので、元がどんなものだったのか知らないのだが、「切手」ものじゃねえじゃん。もっとも、元はA5版1ページだというから、切手話を大幅に加筆した結果、切手は、ただの口絵になって、本文が評伝になってしまったのかもしれない。ちょうど選挙期間中の連載ということで、企画ものではあったのだろうが、大統領ではなく、大統領候補だった人物に焦点を合わすのはさすが、大統領の切手は幾らでもあるが、候補の切手となるとレアなものが多いのかもしれない。第一章のハミルトンという人は名前ぐらいしか知らんかったが、ワシントンではなく、この人を初代大統領とする向きもあるらしい。そんな「合衆国生みの親」の最期が決闘というのは何ともアメリカらしいというか何と言うか。暗殺された大統領は数多けど、決闘で死んだ大統領というのは聞いたことがない。アミン大統領が猪木と闘うなんて話もあったが、決闘した大統領は候補も含めてもそういないだろう。まあ時代は奴隷制度はもちろん、インディアン征服戦争もまだやっていたリアル西部劇の時代だから、決闘なんざ珍しくもないのだが、ブッシュの靴投げ程度で狂喜している現代は平和なものだ。マ将軍とか、ケネディア弟といった日本でもメジャーな人物も入っているが、ボビーは、あと40年もしたら黒人大統領が生まれてもおかしくないと予言していたのだとか。
★★